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新病院で3会派が代表質問!小樽市議会第3回定例会! (2006/9/12)
開会中の小樽市議会第3回定例会は、12日(火)13:00から、公明党・平成会・民主市民連合の3会派による代表質問を行った。3会派とも緊急の課題となっている新市立病院について取り上げた。 公明党の斉藤陽一良議員は、財政再建問題とのからみで、「赤字の病院事業会計での会計処理と一般会計への影響はどのような見通しを持っているのか。44億円の貸付金はどうなるのか」と質問。山田市長は「病院事業会計の貸付金ですが、北海道から結果として実質赤字が見えなくなるとの指摘があり、現在、検討中ですが、病院会計と一般会計とでこの44億円の解消を図っていかなければならない」と答弁した。 平成会の上野正之議員は、「新病院建設の根幹にある経営問題の解決のためにも、小樽市立病院の財務・運営状態を調査し再建への道筋を示す、総務省のアドバイザー制度を小樽市としても取り入れ、外部からの調査診断を受け入れる考えがあるかどうかお答え下さい」と質問したのに対し、山田市長は、「平成12年に病院の経営診断を行っており、現時点では、新たな病院診断は考えていません」と答えたが、上野議員は再質問で、「平成12年の病院診断の時と今とでは、時間的にも問題点も違うのではないか。現病院の診断はもちろんだが、新病院のために5、6年前の調査ではなく、今の診断をすべきだ」と質したのに対し、山田市長は、「平成12年に病院の経営診断を行っており、問題点も出ており、その中で、言われていることは変わっていない。病院側も北大からアドバイスを受けており、今、改めて経営診断をすることにはならない」と再答弁した。 民主市民連合の山口保議員は、新市立病院について、中心商店街の再生と旧マイカルの抜本的整理との関連で質問。「旧マイカルには、広大な床が空いている。団塊世代も定年を迎えるので、ここに人間ドックなどを売り込むのを考えても良い。旧ビブレ棟で昭和学園のタカガワグループが運営されればと考える。市民フォーラムでは、多くの市民が集まり、関心も高かったが、なお、議論の余地が残されているので、新病院では一層慎重な対応を望む」と質問。山田市長は「旧マイカルの施設使用は、基本的には、OBC(小樽ベイシティ開発)が決める問題で新体制が発足したので、新たな計画が示されれば協力したい。タカガワグループ会長とは、いずれ近いうちに話をしたい」と答弁した。 2日間にわたった会派代表質問では、自民党をのぞく4会派が新病院について質問したが、自民党は、この問題には触れなかった。 また、2期8年目の最終年を迎えている市長の進退を巡り、上野議員が「市長は進退をいつ頃決意し、市民に明らかにするかについて、その時期を明確にお答え頂きたい」と質したのに対し、市長は、「進退についてのお尋ねですが、本定例会終了後適切な時期に決したいと思っております」と、本定例会後に進退を明らかにすると答えた。 13日(水)13:00からは、一般質問が行われる。 ◎会派代表質問要旨 |