吹田市議が離党届!小樽市議会自民党に“激震”!
(2006/4/27)
自由民主党小樽支部所属の小樽市議会吹田友三郎議員が、4月27日(木)に自民党に離党届を提出した。
議員定数削減問題で揺れる最中の最大会派自民党からの離脱だけに、市議会自民党に激震が走った。同支部では、離党届を預かり、28日(金)から役員会を開き、早急に取り扱いを決定したいとしている。
突然の離党届の提出となった吹田友三郎市議は 「一身上の都合により、今日、離党届を支部に提出した。みんなに迷惑をかけることになるが、自分の生き方に従うことにした。離党届がどう扱われるか決まっていない今の段階では、私個人の考え方を話すべきことではないと思う。離党届が受理されれば、無所属として会派変更届を出したい。議員削減の問題では、自民党の最終判断もあり、第2回定例会(6月)での投票行動で自分の態度を示す。今の段階では、まだ、具体的に話せる状況にはない」と話している。
自民党小樽支部・見楚谷登志支部長は 「昨日抜けるという話を聞いたばかりで、話が良く見えていないので、理由はなんなんだと、今日、会って話を聞き、離党届を預かった。任期もあと1年しかないので、引き止めはしたが意思が固く、難しい状況だ。抜けさせて下さいというので、早急に緊急役員会を開き、取り扱いを決めたい。党則にのっとって、皆さんの意見を聞いて決定することになるが、新会派結成に参加した小林栄治議員の場合とは違って、除名まではいかないのではないか。離党には、議員定数のこともあるが、そういうことだけではないという気がしている。意思が固いので、吹田議員の意向に沿って措置することになるのではないか」と、突然の離党届に戸惑いを隠せない。
松本光世自由民主党小樽議会議員会会長は 「吹田議員が党支部へ離党届を出したことを聞いた。支部がどのように受けるかは、分からない。すんなり受けるか、除名か、議員辞職勧告するか決まっていない。離党届が党に出されたということで、今後、いろんな動きがあると思う。一身上の都合ということだが、党議違反行為があれば、ああそうですかというわけにはいかない」と、今後の対応に迷いを見せていた。
小樽市議会最大会派の自民党は、現在13名だが、吹田議員の離党届提出が受理されると12名となる。先の小林栄治議員に次ぐ、自民党への離党届提出で、議員の自民党離れが、止まらなくなっている。今回の離党で、市議会の最大課題となっている議員定数削減の動向にも、大きな波紋を投げかけることになる。
自民党の2減か平成会・公明党・民主市民連合の4減か、共産党の現状維持の0減かの6月市議会の動向にも、微妙な影を落とすことになる。
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