灯台を点検し、冬の海に出動!小樽海保の年末年始特別警戒!

 小樽海上保安部(港町5)は、12月10日から1月10日までの年末年始特別警戒と航路標識総点検の出動式を、10日(金)8:30から小樽港色内ふ頭で行った。

 須長三郎小樽海上保安部長の訓示を受けた、事故防止指導班・航路標識点検班・港内巡視班の3班がふ頭、灯台、港内に分かれ、特別警戒や点検業務に散った。

 港内に停泊中の外国船舶に対するテロ・密航密輸・走錨防止の指導、日和山灯台の総点検、巡視艇「やぐるま」での港内巡視と、各班が冬の海へ出動した。

 市内祝津の高島岬の先端に建ち、赤と白の縞模様で知られる日和山灯台でも、総点検が10:00より行われた。日和山灯台は、1883(明治16)年10月に初点灯してから102年間、航路の安全のために光を灯し続ける、北海道で2番目に古い灯台。

 11万カンテラの光の強さで19海里(約35km)まで届く、40cmのレンズにはハロゲン電球500Wで、20秒ごとに2回閃光する。

 点検は灯台の各装備を入念にチェックし、窓ガラスを手で拭き磨きあげた。同灯台の総点検に立ち会った須長三郎小樽海上保安部長は、「厳しい状況のなかでの年末年始特別警戒と航路標識総点検の初日だが、海上交通の安全確保、犯罪やテロの防止のために一層力を尽していく」と語った。

 小樽海上保安部のHP