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珍しい銭湯ペンキ絵ライブ!短時間で完成! 見る間に描き上がる銭湯のペンキ絵。珍しい銭湯ペンキ絵ライブが、小樽市博物館で、7月31日(土)の午前と午後の2回行われた。 銭湯の壁を飾る瑞々しいペンキ絵が、熟練の絵師の手により、短時間で見事に完成した。 銭湯ペンキ絵ライブは、小樽市博物館(色内2)で開催中の特別展「小樽の銭湯いまむかし〜のれんのむこうはパラダイス」(7月17日〜9月26日)のイベントのひとつ。 運河プラザ3番庫の会場で、31日(土)午前と午後の2回行われたペンキ絵ライブは、10,000枚という一番描いた枚数が多いペンキ絵師・中島盛夫さん(59歳)が登場。用意された白いブリキ板のキャンバス(縦122cm×横244cm)に取り組んだ。 ペンキ絵独特のトントンとキャンバスに叩きながら描く手法で、30分もすると全体の構図が出来上がり、後は細かい部分の仕上げにかかる。午前の部では函館大沼公園の沼と小島を背景に、逆さ駒ヶ岳が浮かび白雲たなびく駒ヶ岳と大沼の風景が、瞬く間に描き終わった。この間わずか90分。 午後の部では、ペンキ絵の題材として一番多い富士山を、西伊豆から眺めた瑞々しい見事な絵が出来上がった。 解説を担当した銭湯研究家の町田忍氏は、「銭湯のペンキ絵は、東京を中心として関東地方に多く、現役絵師は5人しかいないので、目の前で見られるのは珍しい。銭湯の現場で短時間に巨大な絵を仕上げるという世界でもなかなかない描き方」と語る。絵師の中島盛夫さんは「最近はペンキ絵の下に載せる広告が集まらないので、銭湯からの注文も少なくなってきてる。自分はうんと大きな巨大なペンキ絵を描きたいと思っている」と話した。 珍しい銭湯ペンキ絵ライブをじっくりとご覧下さい。
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