電線地下化でスッキリ!駅前中央通りはセピア色?!

 「潮まつり」の潮ねりこみや神輿パレードの神輿が舞う小樽のメインロード。駅前から小樽港へと一直線にのびる中央通り。「セピア通り」の愛称もつき、道路拡幅工事が完成した新しい小樽の顔で、今夏、小樽最大のイベント「潮まつり」に臨む。

 観光小樽の玄関口、JR小樽駅から一直線に運河や港に下る駅前中央通り、この通りは1970年(昭和45年)の都市計画決定以来、道路拡幅と沿道整備が長年にわたって行われてきた。

 電線などの地中化で乱立した電柱をなくし、道路幅員も36mへと、従来の道路から倍の広さへと大変身した。今春にこの整備工事も完成し、愛称も一般から公募した「セピア通り」に決まり、「潮まつり」で完成後初の祭りの大役を務める。

 すでに整備された約390mの道路の両側には、潮まつりの提灯が飾り付けられ、港の見えるメインロードとして、祭りの人波をさばく。

 この小樽のシンボルロード・中央通り・「セピア通り」は、JR小樽駅から眺める港の光景、港・運河から眺める小樽駅への風景、いずれも見事な都市景観を形成している。市も1999年(平成11年)に「特別景観形成地区」に指定。観光小樽の顔としてふさわしい道路となった。

 旧手宮線の鉄路保存や歴史的建造物の移設保存で、歴史的景観への配慮もされており、夏の潮まつりや冬の雪あかりなどのイベントでも、人の往来で溢れる。

 「中央通り・セピア通り」からの眺めを、インターネットだけが提供出来る動画と写真でじっくりとご覧下さい。 動画1 動画2