「がんがん屋台」に「がんがんメニュー」登場!

 市内の中央市場(稲穂3)の空きスペースを利用し、2月6日から15日の「第6回小樽雪あかりの路」開催中に、「がんがん屋台」に「がんがんメニュー」が初登場する。

 「がんがん屋台」は、かつての戦前・戦後を通じ、小樽の市場で仕入れた鮮魚類をぎっしり詰め込んで、叩けば鳴る大型のブリキ缶を背に、両手に一斗缶を下げて、地方に向かった行商人のがんがん部隊に由来する。

 市の経済部は、空きスペースの目立つ市場を集約し、「小樽屋台村」の構想を持つが、「がんがん屋台」は、その実験的モデルケースの意味合いも持っている。

 中央市場に厨房設備を持つ屋台を中心に屋台村を作る。この屋台村には、かつての雰囲気を出すための工夫がされ、裸電球や提灯での演出。雪あかりの路見物の観光客や市民の取込を目論む。

 寒さがピークに達する2月の凍える雪道を歩いてきた見物客に、温かい飲物や食べ物を提供する。「がんがん屋台」にちなみ、小樽の新鮮な海鮮類を中心とした「がんがんメニュー」で対応。「がんがん鍋」「がんがん焼き」「がんがん丼」などを用意、近く前売券を販売し、客の確保を図る。

 現在、150万円の予算で中央市場で、急ピッチの準備作業が進んでおり、雪あかり期間中にどれだけの人数を呼び込めるか、「がんがんメニュー」で味の勝負を挑む。