小樽港を横切る2本の虹の天空ショー!(2003/10/3)

 10月3日16:10頃、小樽港を横切って2本に並んだ虹が、くっきりと浮かぶダブルレインボー(Double Rainbow)と呼ばれる現象が見られた。

 「雷・強風・波浪注意報」を出され、荒れ模様の天候で、強い風が時折吹きつけていた小樽で、3日16:10頃に、雨雲が切れ、 急に晴れ間が拡がった。太陽の光に照らされ、大きな虹が2本並んで見られる現象が出現した。

 これは、主虹が2本目の副虹を従えて出現する、ダブルレインボーと呼ばれる現象。主虹の外側に、2本目の副虹が現われ、色は主虹とは逆になる。このため、2本の虹は、赤色で向い合う形で、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の「虹の七色」を見せる。

 副虹は、主虹に較べて、明るさが少ないのでやや見づらいとされるが、3日小樽で見られた時は、約20分間にわたり副虹もくっきりと見られた。

 「空に浮かび水滴で屈折した太陽の光が虹を作る」とされ、色が現われるのは、水の屈折率が光の波長によって異なるためという。

 束の間の天空からの一大ショーを特撮による写真と動画でお楽しみ下さい。 動画1 動画2