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上がる水しぶき!“ケーソン進水”に歓声! 港の防波堤の基礎部分となる、巨大なコンクリート製の箱“ケーソン”の進水作業の一般公開が、20日(土)10:00から、小樽開発建設部小樽港湾建設事務所構内で行われた。 重さ1,340トンのケーソンが、水しぶきをあげ、斜路(滑り台)から海中に滑り落ちる、滅多に見られない光景に、集まった200人の見物客から大きな歓声と拍手が起こっていた。 今回のケーソン進水作業は、陸上の台の上で作ったコンクリート製の箱のケーソンを、小樽港独自で考案した斜路(滑り台)から、海中に滑り落とす進水方式で行われた。 このケーソンの進水方式は、明治45年に防波堤づくりで、北海道で初めて小樽港で使用したもの。考案者は、二代目小樽築港事務所長の伊藤長右衛門。 ケーソンを落とす斜路は、陸上部が60m、海中部分64mで、10%の傾きで海底に延び、木製のレール4本が敷かれ、その上に滑り落とす仕組み。小樽港では、多くのケーソンが作られ、小樽港だけでなく、他の港にも船で運ばれていた。 今回の進水作業も、明治期と同じ方式。20日(土)に、午前と午後の2回に分けて行われた。10:00の1,340トン、13:00に650トンの2基のケーソンも、それぞれ古平漁港、余別漁港へ船で曳航される。 ケーソン進水作業を動画と写真でお楽しみ下さい。
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