映画「天国の本屋〜恋火」が小樽でクランクアップ!

 ベストセラー小説「天国の本屋」シリーズの映画化のロケが、小樽港の第2ふ頭の荷役倉庫に大掛かりなセットを造り、8月11日(月)から撮影を続けていたが、9月16日(火)にクランクアップした。

 ロケの大掛かりなセットが造られたのは、港湾施設の第2ふ頭にある大型荷役倉庫。市の施設で、本来は港湾荷役にしか使用出来ないことになっているが、市が特例として、この映画ロケに全面協力し、小樽に「天国の本屋」が出現した。

 8月11日にクランクインし、この倉庫のセットや市内で撮影を続けていたのは、「天国の本屋〜恋火」(篠原哲雄監督)。天国と現世を舞台に繰り広げられるファンタジックでせつないラブストーリー。

 主演は、NHK朝の連続テレビ小説「あすか」でヒロイン役を演じた、女優の竹内結子(23)で、1人2役に挑戦。竹内結子の今年の主演映画「黄泉がえり」は、興行収入30億円のヒットを記録している。共演は、原田芳雄、香川照之、玉川鉄二、香里奈など。

 この映画のロケのために、市の経済部観光振興室の小樽フィルムコミッション事務局が、全面的に協力。撮影のための様々な便宜を図っている。ロケ地情報の提供、宿泊先・食事の手配、エキストラの派遣など、可能な限りの協力体制をしいた。

 このため、フィルムコミッションの事務局員は、朝早くから深夜に至るまで、八面六臂の活躍だった。

 「天国の本屋〜恋火」は、松竹配給で来年公開の予定。