防災の日 340人参加し総合防災訓練!

 9月1日(月)は防災の日。小樽市でも、市や関係24機関340人が参加して、総合防災訓練が実施された。

 会場となった小樽交通記念館向かい、北荷跡地(手宮1丁目)には、空にはヘリコプター、海には巡視船「やぐるま」、陸には消防署のレスキュー隊を始めとする災害救助車が勢揃いした。

 この日の災害想定は、「9月1日午後1:10頃、北海道西方沖を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。小樽市などは震度6強と発表され、津波警報が発令され、陸上では木造家屋が倒壊、数ヶ所で火災が発生。

 国道、道道、市道などの損壊や、崖崩れなどで交通網が寸断され、ガス管、水道管、電話線などのライフラインに重大な被害が発生した。このため、小樽市長は災害対策本部を設置。防災関係機関に、応急災害対策を速やかに実施するよう要請した。」というもの。

 ライフラインの確保のため、不通となった電話網を、衛星利用による情報通信で確立し、砂を被った車を重機で排除し、木などで埋まった車両の中に残された人を救出。火災に対応するレスキュー隊が活躍。海では、ヘリコプターによる吊り上げでの救出劇が行われた。

 見ていた市民の中からは、「本当の災害では、タイムスケジュール通りにはいかないはずで、その辺のところの訓練が充分なのかすこし心配になる。」と、臨機応変の体制整備が必要との指摘もあった