「水彩にいのちを求めて〜白江正夫展」開く!

 市立小樽美術館(色内1-9-5)で、「水彩にいのちを求めて〜白江正夫展」が8月1日(金)から始まった。オープニングセレモニーには、約100人もの参加者が集い、白江氏の画業の集大成となる同展の開催を祝った。

 白江正夫氏は、1927年4月生れの76歳。第一師範学校卒業後、小樽の住吉中学の教論となり、小樽に定住して水彩画に励んだ。水彩の魅力に取り憑かれた氏は、小樽の風景に題材を求めた。水彩画家として画歴も60年を数え、道展をはじめ、各美術展に出展し、北海道の代表的な水彩画家として知られている。

 美術館2Fギャラリーに並べられた61点の作品群は、代表作「さいはて」(1993年内閣総理大臣賞)を中心に、氏の画業の全てを辿る本格的な回顧展となっている。

 この特別展には、氏が自ら選んだ白江正夫展の画集(A4判124ページ\2800)も上梓された。同美術館の吉田豪介館長は「白江正夫は、古稀を過ぎてなお水彩画の新境地を探りながら、挑戦を続ける画家である。」とパンフレットに記している。

 同展は、8月1日(金)より9月23日(火)まで。9:30〜17:00、月曜休館。観覧料一般400円、小・中学生50円。問合せ 0134-34-0035 市立小樽美術館。写真をクリックすると大きくなります。