一管の総合訓練、体験航海で迫力を実感!

 第一管区海上保安本部(小樽市)の、平成15年度の総合訓練が、7月19日(土)14:00から、小樽港沖合の海上で始まった。

 第一管区保安本部(橋本良明本部長)の平成15年度総合訓練は、同庁所属の巡視船艇、航空機、税関の監視艇、警察の警備艇なども参加し、大規模な訓練となった。

 巡視船「つがる」には、公募した一般市民約1,000人も参加。訓練の様子を船上から見守る体験航海を楽しんだ。

 訓練は、参加船艇が縦一列のパレードで視閲を受けることから始まった。高速機動連携訓練、捜索尾行・人命救助訓練・違反船捕捉訓練が、次々と繰り広げられた。

 「こちらは巡視艇“はまなす”。直ちに停船せよ。直ちに停船せよ。従わない場合は、警告弾を使用する。」と、違反船を追尾しながらの迫力ある捕捉訓練。船上から見守っていた一般市民からは、大きな歓声や拍手が起こっていた。

 また「つがる」の船上では、一日船長や一日海上保安官の任命式も行われた。一日船長には、ミス小樽の佐藤鮎美さん。一日海上保安官には、朝里小の中村諒君(10歳)と新琴似緑小の高見春果さん(9歳)が選ばれ、タスキを掛けられ慣れない手つきで敬礼を行った。中村君は「ものすごく今日はうれしいです。」高見さんは「ただ緊張しっぱなしです。」

 一般市民の参加は、札幌周辺の人が多く、遠くは岩見沢から家族連れで来ていた人もいた。札幌から来た女性は「船酔いが心配だったが、訓練の様子は迫力があって、そのすごさにビックリした。」と迫力満点の訓練に驚いた様子。この訓練は、20日(日)にも行われる。