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『小樽ジャーナル』は、任期最後の市議会を迎えている山田勝麿市長に、26日(水)単独インタビューを行い、1期4年間を振り返るとともに、今後の課題について聞いた。 このインタビューで、山田市長は「4年間は経済不況の波の影響をまともに受け、市内でも倒産が相次いで、苦しい状況だった。特にマイカル小樽の大型倒産があり、その対応に追われ続け、やりたい新しい事業なども出来ず残念だった。」 「1期目の出だしは良かったというか、右肩上がりではなかったものの、だいたい水平を保っていた。13年度に入り、これがバタッと来た。スクラップアンドビルドということで、朝里十字街の国道沿いにある古いビルを、10年越しでやっと壊すことが出来た。ここに新しいものを作ろうとしたら、新しい事業に取り組めない財政状況になってしまった。」 「市内のインフラ整備のため投下した資金の借金の返済で、平成17年までの3年間は大変苦しい。その先は明るくなるなという感じはしている。」 「国の地方交付税の減額、人口減に伴う市税収入の減少と、入ってくるものが入ってこないので、支出を減らすことしか方法がない。財政再建団体にならないようにしていきたい。このためには、市民にも出来る限り情報公開をしていくので、厳しい状況を理解してもらいたい。」 「これからは、相当の覚悟を持ってやらないと、財政再建は出来ない。うちは、貯金を減らしてきており、平成17年までは苦しい。職員を減らしたり、給料カットなどのリストラも、ギリギリまで進めていかねばならない。」 「今後の課題は、とりあえず財政をどう建て直していくかが問題で、その中で市民要望をどう解決していくかが課題。」 「少子高齢化を念頭に置いた街づくりを、再構築してゆかなければならない。」 「行政で見直すものは見直し、切り詰めて0から再出発するしかない。」 「人口目標を16万人に置いている総合計画は、見直していかなければならない。」 「800万〜900万人の観光客も、これからも来てくれる保証はないので、今からその対策を立ててゆかねばならない。」などを語った。 また、IT化については「自分もインターネットやメールをやっており、本庁は1人1台のパソコンを設置した。3月末までに、地域情報化計画を進めている。電子政府と結ぶ電子自治体の接続を進め、国や道と繋がる体制を整備する。」 「現在、自分のホームページを作成中だが、なかなか暇が無くて・・・・。」 |