第19回北海浜節全国大会(宮下航英大会長)が、9月24日(日)10:30から、小樽市民センター(色内3)マリンホールを会場に4年ぶりに開催され、遠くは神奈川をはじめ道内各地から約85名が出場し、自慢の喉を披露した。
小樽で生まれた「北海浜節」は、鰊漁で活気あふれる小樽と漁師の姿を唄った民謡で、1973(昭和28)年に追分節名歌碑が祝津パノラマ展望台に建立され、2001(平成13)年11月23日、その並びに北海浜節民謡碑を建立。その翌年の2002(平成14)年から第1回目の大会を実施して現在に至る。
開会式では、大会名誉顧問のおおつき紅葉氏、迫俊哉大会名誉会長代理の上石副市長をはじめ、来賓・審査委員らが登壇し優勝旗が返還された。
宮下大会長は、「平成14年に第1回目の大会を開催し、来年は20回目の節目を迎える。これも一重に、先人達の努力の賜物で感謝したい。今日は秋晴れとなり、北海浜節出場者もご観覧の方々も、今日1日楽しんでもらいたい」と挨拶した。
小樽後志民謡連合会の相蘇貴子審査委員長を含む6名の審査委員で、厳選な審査が行われた。
大会は、第1部熟年の部、第2部幼少年Ⅰ部と幼少年Ⅱ部、第3部一般の部の3部構成で、43名がエントリー。生演奏に合わせて日頃の練習の成果を発揮していた。
白老民謡連盟会長の川口堅作さん(80)と孫の継蔣(つばさ)さん(13)も出場。江差追分も含めて民謡を始めて50年の川口さんは、今回の出場が2回目で「孫が続ける限り、大会に一緒に出場したい」と楽しんでいる様子で、民謡を始めて10年の継蔣さんも「緊張する」と話し、祖父と孫の温かな関係が見えた。
北海浜節全国大会結果
幼少年少女の部Ⅰ部優勝 須藤 雫 (小2・恵庭)
幼少年少女の部Ⅱ部優勝 近藤佳星 (小6・千歳)
一般の部優勝 須貝真幸恵 (北見)
熟年の部優勝 小西秀明 (倶知安)
最優秀賞 一般の部・須貝真幸恵 (北見)
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