田んぼ仕事に子供の歓声!小樽住吉神社の御田植祭! (2006/5/29)  

 住吉神社(星野昭雄宮司)は、5月29日(月)、忍路にある同神社の神田で御田植祭を行った。市内の小学生26名が神田(田口農園・忍路2)の田んぼに入り、ドロドロになって苗を植えていった。

 これは同神社が、「稲は我々日本人の精神文化、食文化の中心であり、どんなに時代が変わるとも稲の文化は不変でなければならない。次世代を担う子ども達に稲から戴く文化を伝え残すためにも、住吉神社独自の神田を持つことが長年の夢だった」と忍路に神田を作り、今年で2年目の御田植祭。

 29日(月)は、量徳小や手宮西小、花園小などから26名の子供たちが参加。半そで、半ズボンで裸足になって、約350平米の神田に引いてある5本の紐に沿って、15cm間隔で「ほしのゆめ」の苗を植えていった。量徳小6年の吉井俊貴くんは、「田んぼに足を入れた時に、ムニュってするのがおもしろかった。幼稚園の時に1回だけやったことがあるので、また経験出来て楽しかった。また機会があればやってみたい」

 花園小5年の碓井花枝ちゃん・笠島万里奈ちゃん・亀山栞奈ちゃんは、「ズブズブって中に入っていくのがおもしろかった。もうちょっと長い時間やりたかった」と、ドロドロになった体を川の水で洗っていた。

 参加者のお母さんは、「田植えを経験することは、子供たちにとってもすごく良いこと。自分で食べる米に、こういう形で触れられることは良いことだ」と、子供たちの濡れた体をタオルで拭いていた。

 星野宮司は、「昨年のことを踏まえて、今年は田んぼに紐を引いて、子供達が上手に苗を植えられるようにしました。今の子供たちは秋に収穫する喜びが減っているので、その喜びをもっと教えていかなければいけないでしょう。雪が多かった年は、米が良く出来ると言いますから、今年はたくさん出来ると思いますよ」と、秋の収穫を楽しみにしていた。

 今年植えた苗は秋に収穫し、10月予定の秋季大祭(収穫感謝祭)で参加者たちに配る予定。