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 12月のベストママ 2011

平山 三起子 ママ

 小樽都通りアーケードにある「Jeans Shop LOKKI(ロッキ)」のママで、オーナーの平山三起子さん(37歳)。

 小樽生まれの小樽育ち。札幌の短大を卒業後、札幌で販売員として勤める。三起子さんの両親は、小樽駅前ビルでジーンズショップを経営していた。小さい頃から実家の商売を見て育ち、自然と身についている事も多い。札幌での仕事を辞め、家業を手伝う事になったが、駅前ビルが取り壊される事になり、小樽には30〜40歳代の女性向けの店がなく、以前から自分の店をと思っていたので、2007年4月に、「ロッキ」をオープンした。

 店名の「ロッキ」は、フィンランド語でかめもの意味。小樽はかもめが日常的にいて、かもめが好きでこの名を付けた。

 店内には、個性的な洋服とジーンズ、国内外の作家手づくりの商品が、センス良く陳列されている。カラフルな帽子があったり、これからの季節に必要なセーターや手袋なども取り揃え、かわいい空間を作り出している。

 現在、客層は広く、40から50歳代の会員が多い。開店1年後に秀朋さんと結婚、共通のミュージシャンを通して知り合った。秀朋さんは当時東京で仕事をしていたが辞め、小樽で一緒にロッキを営むこととなった。

 2歳の女の子のお母さんとなり、保育園には預けずに、実母の手を借りながら、又、地域の商店街の人たちやお客さんにも協力してもらいながら、子育てをしている。これは、自分の経験でもあり、両親が働いていたので、地域に育ての親が沢山いて、今でも当時の関係を保っているという。

 小さい頃から読書が好きで、明治から大正の近代文学を読むのが趣味。「中学生から読んでいるが、昭和初期にやっと辿りついた」。東京へ仕入れに行った時には、古本屋へ行くのが楽しみ。小樽でも古本市へ行き、お目当ての本が見つかると、感激してしまうそうだ。

 「懐かしいレトロな感じが好きで、個性的な他にはないものを仕入れ、ジーンズと洋服をメインにし、海外の雑貨や作家が手づくりした作品を販売している。値段も安くて、普段でもおしゃれに、日常のおしゃれを楽しんでもらおうとジーンズに似合うものを販売している。都通りに限らず、商店街が好きなんです」と話す。

 小樽の商店街を元気づけようと頑張る、笑顔が素敵な「ロッキ」のオーナーママ。

 「ロッキ」では、インターネット販売もしている。ロッキHP

Jeans Shop LOKKI(ロッキ)
小樽市稲穂2-13-6
TEL&FAX:0134-34-2705
営業時間:10:00〜19:00
定休日:水曜日

 11月のベストママ 2011

山中 佳生子 ママ

 10月7日にオープンしたばかりの『おたるの台所 ○おちゃわん○』で、ホテル仕込みの接客をする山中佳生子さん(40)は、今日も笑顔でお客さんを迎えている。

 ママの佳生子さんは小樽生まれ。夫の泰さんは高校の同級生。5歳の男の子のお母さんでもある。

 高校卒業後、横浜の短大へ進学。当時アルバイトをしていたスポーツクラブのフロントが、接客業との出会い。接客の楽しさにのめり込み、卒業後はホテルへ就職。希望通りフロントに配属され、以来、接客の技を磨く。二軒のホテルで計8年間フロントを勤めた経験を持つ。

 人をもてなすことが大好きで、何かとイベントを企画することもしばしば。子供が出来てからは、児童館イベントで司会もしていた。

 子供が小学校に上がる前にと、昨年3月に故郷・小樽へ帰って来た。泰さんが、起業家育成の勉強をして出会ったコミュニティビジネスから、コミュニティレストラン(地域の人々が集う事を目的としたレストラン)を目標に飲食店を立ち上げる事に。

 夫が訓練中に、佳生子さんが市内のイタリアンレストランで働いた経験も、開店への良い修行をしたこととなる。

 調理経験のない夫婦のために力になってくれているのが、佳生子さんのお母さん(69)。彼女は小樽で長年調理人として仕事をしていたため、お母さんの味とその人柄から、たくさんのお客様を持つ、店の重要な助っ人である。

 お母さんが昔から作り馴れたお惣菜をカウンターに並べ、50gから量り売りもしている。「食べきれる分だけ、ちょっとずつでいいので、気軽に立ち寄っていただきたい」

 ランチメニューは日替りで、煮魚定食・焼き魚定食(各650円)、刺身定食(750円)は小鉢が2品付く。定番メニューはザンギ定食・生姜焼き定食(各650円)、とんかつ定食・天ぷら定食・ハンバーグ定食(各700円)と、リーズナブルでボリュームたっぷり。たくさんは食べられないという方のために、おかず2品のみのちょびっと定食(450円)も用意。

 「○おちゃわん○」という名前の由来は、友人とお酒を飲んでいる時に、夫の友人がつぶやいた「おちゃわんとか…」の一言。おちゃわんに盛ったご飯に合うお惣菜が主体のお店のイメージとその響きから、満場一致で決まり。前後の○も小樽の「O(オー)」と、お店に人の輪が出来るようにという願いを込めてつけている。

 オープン以来、サバの味噌煮やザンギが人気で、昔からのお客さんから「やっぱりお母さんの味だね」と喜ばれている。

 また、忘れてはならないもうひとりの助っ人は、夫のお母さん。佳生子さんにしてみると、義母と実母が一緒に厨房で切り盛りしてくれていることになり、ダブル母さんに支えられている。漬物も義母の手作り。店内のお花の手入れは蘭好きの義父がするなど、家族に支えられ、温かな「○おちゃわん○」が営まれている。

 現在、夫の泰さんは母から料理の特訓を受けている。佳生子さんは?と尋ねると、「私は接客専門ですから」と持ち場が決まってる様子。

 「おひとりで来られる方も多いので、「○おちゃわん○」で出会って知り合いになったり、あったかいお店にしたい。夜の営業は居酒屋スタイルなので、楽しいお酒を飲みに、たくさんの人に来ていただきたい。二階の座敷で宴会もできるので、忘年会シーズンには是非!」と話す。

 本人もビールが大好きのサービス精神旺盛な「○おちゃわん○」のママ。

おたるの台所 ○おちゃわん○
小樽市稲穂2-14-11
TEL:0134-64-5031、FAX:0134-64-5032
営業時間:10:30〜14:30、17:00〜22:00(LO:21:00)
定休日:日曜日・祝日

 10月のベストママ 2011

石井 この実 ママ

 小樽のネオン街・花園小路のさらに奥まった隠れ小路にある「かくれや」のママ。

 19才で岩内から小樽に出てきて、27年目を迎える。高校まで岩内で過ごし、小樽女子短大に入学。「父親は、後志の学校の先生をしていたが、娘がアホだったので、札幌の短大に行きたかったけどダメで、“バカ短”に入ったのが、小樽生活の始まり」と、笑いながら話す。

 20才から、朝里川温泉にある貸別荘のウィンケルに14年間勤めた。朝里スキー場ではスキーのインストラクター経験も。ウィンケルの立ち上げから関わり、景気の良かった頃には、カナダやニュージーランドまで、ツアーでお客を連れて行っていた。

 ここでの宿泊サービス業の経験が、現在につながっている。24才で人並みに結婚したが、10年後には、離婚騒動などがあって、いろいろ転々として、松ヶ枝町の花屋さんに、6年間いた。その頃に、スナックでバイト経験をした。

 結局、3年前に独立して、この奥まった隠れ小路で、花園おばんざい「かくれや」をオープン。4年目に入っている。

 「まさか自分で商売をするとは思わなかった。サービス業は、いろんな人との出会いがあるから面白い。小樽は、海も山もあり、魚がおいしいし、空気がよく、大都会にはない田舎の良さが残っている。ゴルフも15分で行けるし、ウインドサーフィンも出来るし、一番住みやすい」と、すでに27年目の小樽生活をエンジョイしている。

 「仕事をしている方が好きで、気が楽」と言うママは、すっかり樽っ子の風情が漂う。1年中着物姿で、店の調理を切り盛りしている。「おばあちゃんになってもここで続けていきたい」

 店の由佳ちゃん(26)との美人ふたりの笑顔がまぶしい。小樽のかくれ小路のそのまた奥にある、料理と酒がうまい「かくれや」のママ。

花園おばんざい「かくれや」
小樽市花園1-12-3
TEL:0134-23-1818
営業時間:17:00〜22:00
定休日:日曜日・祝日

 9月のベストママ 2011

清都 香澄 ママ・竹谷 麻央理 ママ

 小樽の花園スナック街で一番若い23歳の「LUSH」と「LaLa...」の仲良しママ。

 通学する中学校は違ったが、バスケット部の活動を通じて知り合った。商業高校に進学し、放課後にカラオケに行って遊んだり、路上ライブをするなど、青春時代を共に謳歌した。「歌うことが好きだった。自己流で楽しくやっていた」

 「ケンカして連絡をとらなくなった時期もあったが、久々に会えば仲良く話した」と、300回以上のケンカを繰り返し、お互いの理解を深めてきた。

 麻央理ママは、「27歳の時に自分の店を出して、3年経った30歳で寿退社」を夢見て、市内外のスナックで修業。名古屋や東京に出て、貯金をしながら勉強を重ね、昨年11月に独立し、「LUSH」を開いた。

 香澄ママは、自分の店を持つつもりはなかったが、「常連さんからの後押しがあり、自分の力を試してみようと思った」と、今年6月に「LaLa...」をオープンした。

 「バブル時代の賑わっていた花園を知らないから、人が少ないというのが当たり前と思っているので、あせることなく、気楽に営業している。とにかく来てくれるお客さんに楽しんでもらうだけ」

LUSH
小樽市花園1-9-20 潮銀座ビル2階
TEL:0134-32-5077
営業時間:20:00〜
定休日:日曜日

LaLa...
小樽市花園1-7-7 GOT BLD NO.2 2階
TEL:0134-33-8833
営業時間:19:00〜
定休日:日曜日

 8月のベストママ 2011

若林 洋子 ママ

 天狗山から塩谷に抜ける道道956号線沿いの市民体験農園・農産物直売所「若林ファーム」にある「caffe えれめんと」のママ。

 緑町生れ。18歳で札幌を経て東京に。東京で体調を壊して戻ってきて、アルバイトで北ガスに。そこに勤めていたご主人と出会い結婚。妻25歳、夫21歳の時のこと。一昨年、夫の省吾さんが37年間勤めた会社を退職して、父親が経営している自然農園を手伝い始めた。

 その農園の入口に家を建て、「caffe えれめんと」を、昨年11月にオープンした。室内には、趣味の領域を超える絵画が飾られている。「海外旅行でオーストリア、ハンガリーなどを巡り、きれいな景色を見て、その様子を絵に残したいと、帰国後、一気に三枚を描きあげたのよ」

 その後、札幌や東京のグループに入って腕を磨く。「会に入っていると、毎年出品しなければならないので大変。描くことに集中出来て、作品と向き合えるので、期日に合わせて、コンスタントに描くものではないから。趣味でやっているのがちょうどいいの」

 今は、ガラス細工に夢中で、作品が店の床にも飾られている。自然豊かなアトリエの雰囲気を持ったcaffeで、結婚36年の夫婦2人の明るい会話が、やさしく人を包み込む。4歳年下の夫は、アシスタント役を務める。「言われるごとく、奴隷のごとくです」との夫に、「アハッハ、そうよね」と大笑い。

 店では、コーヒーマイスターのママの入れるドリップコーヒー(米粉クッキ−付き500円)のほか、ご主人の農園で取れる季節野菜をいっぱい載せたピザトースト(450円)や米粉100%のシフォンケーキセット(650円)などが人気。全品テイクアウト可。

 ドライブ途中の休憩にもってこいのお店だ。ただし、週末の金土日の11:00から17:00までの営業で、冬季は休業となる。

「caffe えれめんと」
小樽市塩谷3丁目137(道道956号線沿い)
TEL&FAX:0134-26-1571
営業時間:11:00〜17:00
営業日:金〜日曜日

 7月のベストママ 2011

小林 まり子 ママ

 花園町のスナック「まり子の巣なっく」のママ。余市生れ。両親の離婚で、小学校を3度も変わった。4、5年生の時は小樽の稲穂小に通った。

 「その頃の小樽は大都会で、私はゴム長靴だったのに、小樽の子は革靴だったのよ。木造の古い建物でバルコニーがあって、運動会を小樽公園でやったのを憶えている。新倉屋やあまとう、かまぼこ屋さんたちと同級だった」

 高卒後、札幌に就職。桑園の繊維問屋に勤め、布団を扱っていた。「初任給18,000円で、おふくろさんに、そのお金で冬のコート(オーバー)を買いなさいと言われたのが、すごくうれしかった」

 その後、すすきの十字街の喫茶店に勤め、朝から夜まで通しで働いた。「ピンク電話が5〜6台並んでいて、最後に料金を事務所で数えるのが大変だった」。ここを辞めて、お姉ちゃんの知り合いのクラブで、夜レジ係をしたのが、この世界に入るきっかけになった。その後、高級クラブの部長のスカウトで、本格的に夜の世界を経験することに。

 「髪を結って、なれない長いドレスを着て、バックを持って、ヘルプを始めたが、右も左も分からない状態で、お客さんとの会話が全く続かないので大変だった。その頃は、うぶで可愛かったのよ。だけど、いじめられて大変だった。トイレットペーパーで涙を何度も拭いていたのよ」

 「その後、お姉ちゃんとスナックをすすきので始めて、結局18年の札幌生活だった。お姉ちゃんに今度は、小樽でお店をやるから手伝ってと言われたけれど、“絶対行きません!”と言ったの。だけど、おふくろさんから一緒にやったらと言われ、逆らえないので、小樽で一緒に働き始めたの。その頃は、バブルが下り坂だったけれど、まだ景気が良かったから面白かった。いいお客さんにもたくさん会えたて、助けてもらったの。それから小樽で、もう26年も経ってしまった」

 お姉さんのヒロ(博子)ちゃんは、「ずーっと一緒に働いてきた。私が無理やりこの水商売に入れたから、頭が上がらないのよ。今ではハイハイと言うことを聞いている。今は私がただの従業員です」と、妹に駄目出しされながらもテキパキと動き回る。

 姉と妹のかけ合い問答の面白さに、お客も思わず笑ってしまう。年季の入った仲の良い美人姉妹が、癒しを与えてくれる。「年は大台に乗ってしまったが、私が言うとお姉ちゃんの年がばれるから、言ってはいけないと言われているの」

 小樽に来てから始めた趣味のゴルフは、昔の年40〜50回から、今は景気が悪くて4〜5回に減ってしまったと嘆く。天真爛漫の明るさを振りまく、「まり子の巣なっく」のママ。

「まり子の巣なっく」
小樽市花園1-8-8 沢田ビル2F
TEL:0134-33-0905
営業時間:19:00〜01:00
定休:日曜日・祝日

 6月のベストママ 2011

佐藤 愉子 ママ

 6月10日にオープンしたスナック「kirara」のママ(36)。「佐藤愉子です。愉快な愉を書いてゆうこです」と、ユ ニークなハスキーボイスで話す。

 潮太鼓保存会の立ち上げ時から、会の発展に尽力する父親の姿に憧れ、小学校1年生から若潮隊としてバチを握った。プラスチック水道管をバチ代わりに練習を重ねた。2人の娘も潮太鼓で活躍。親子3代で会を盛り上げる。

 22歳から、昼の仕事をしながら夜のアルバイトを始め、「自分の店を持ちたい」と思いながら、10年過ぎたが、勤めていたスナックの閉店を機に夜の仕事を辞めた。

 しかし、今年、スナックのママをしている友人に「しゃこ祭り」で会ったことがきっかけで、夜の仕事を再開することに。そして、知人や友人から「応援するから自分の店を出しな」との声を受け、6月10日のオープンとなった。

 「グラスや灰皿をくれたり、棚を作ってくれたり。こんなに周りの人に良くしてもらって、びっくりしている。オープンしたら、色々な人がお祝いに来てくれて、すごく嬉しかった」

 「アルバイトをしていた時に、接客やサービスの仕方のほかに、『面倒くさいことをする』ことを、ママから教わった。 だから、何でも面倒くさがらずにやる。あせらずゆっくり続けていきたい。お客さんには、ゆっくりゆったり楽しんでもらって、『また行くかな』と思ってもらえるサービスをしていきたい」

 ひとりで夜空や夜景を見ることが好きで、手宮の厩岸壁からの夜景が特にお気に入り。「海に映る小樽の夜景が何とも言えない。きらきら光っているあの景色がいい。それでお店の名前をkirara(きらら)にしたの」

 軽快なトークで周りを和ませる。名前の通り、愉快で明るいママ。

kirara
小樽市花園1-8-2 レインボービル2F
TEL:0134-33-4100
営業時間:19:00〜01:00
定休:日曜日

 5月のベストママ 2011

上滝 桂子 ママ

 「安くてお腹いっぱいになるお食事を市民や観光客の方々に提供したい」

 ラーメン・お食事処・居酒屋「遊心」(稲穂2)の代表。

 魚屋の両親の仕事が嫌いだった。朝から晩まで働きづめで、学校から帰ってきても、両親が家にいることはほとんどなかった。優等生だった双子の姉と比べられ、劣等感を感じながら育った。

 そんな両親に唯一認められたものは料理だった。褒められたい一心で料理をつくり、美味しいと食べる両親の顔を見るのが喜びだった。これが今の仕事につながり、「客が食べて喜ぶ姿を見る、それが幸せだ」と話す。

 最初は、中央市場内に惣菜・弁当屋を経営し、手作りの弁当を幼稚園に配達するなど、忙しい毎日を過ごしていた。仕事ばかりに集中したため、育児がおろそかになり、子供が過食症になってしまった。仕事を辞めて24時間体制でカウンセリングを受けた。子供といる時間を出来るだけ多く作り、中学生に成長し症状も安定するようになった。

 そして、小樽の人に還元出来るような店を、もう一度経営したいと決意 し、3月1日に「遊心」をオープン。昼は、一品+惣菜が食べ放題。夜は、飲み物・食べ物は全て300円(生ビール込)とチェーン店並みの安さだ が、心のこもった料理を提供する。

 「食べて喜んでくれる。それだけで良い」と優しく笑う。

ラーメン・お食事処・居酒屋「遊心」
小樽市稲穂2-4-10
TEL:0134-64-5337
営業時間:11:30〜22:30ラストイン(閉店はお客さんが帰る時)
定休日:なし

 4月のベストママ 2011

田口 綾子 ママ

 歯科助手から花街へ一変して20年。スナック「ラビアンローズ」の2代目ママ。

 高校卒業後、歯科助手として市内の歯科医院に就職し、「資格を取りたい」と衛生士専門学校へ。知人の母親からおこづかい稼ぎにとスナックのアルバイトを 紹介され、そのまますっかり夜の仕事を続けることに。「やっぱ資格を持った方が良いと思って専門学校に入ったが、全く畑違いの仕事になったの」と 笑顔を見せる。

 「20年前に花園で働き始めたが、今と比べるとすごく景気が良かった。でも、大ママからすると、20年前でもすでに景気が悪くなっていた。もうこれ以上景気が悪くならないだろうなと思って、大ママから店を引き継いだが、それ以上に悪くなっている。今まではアルバイトとして夜の仕事をしてきたが、経営者になると全然違う。挫折しそうになったこともあるの。結構打たれ弱いの」

 食べ歩きが趣味で、客の口コミには敏感に反応。「美味しいと聞いたら、次の日に車を飛ばしてでも行く。食べることが大好き。食べに行くついでに、景色を見ながらドライブしてくるのが良い」

 2年ほど前からゴルフを始めたが、体調を崩し今は休憩中。「ゴルフ道具はあるのに、まだへたっぴのまま。機会があればまた始めたいな」

 「仕事にはやりがいを感じるが、経営者になると今までとは全く違う目線で、大ママの気持ちがやっと分かってきた」と苦悩しながらも、元気いっぱい夜の花 園を笑顔で明るくする。

ラビアンローズ
小樽市花園1-11-24
TEL:0134-23-2552
営業時間:20:00〜01:00
定休日:日曜日・祝日

 3月のベストママ 2011

田中 沙貴 ママ

 今の店舗に移転して、4月21日に5周年を迎えるスナック「BUSENA(ブセナ)」のママ。

 苫小牧の美容専門学校に進学し、国家試験に合格。美容師資格を取得し「小さい頃から憧れていた」美容師となり、札幌や東京などの美容室で働き、腕を磨 いた。

 5年前、小樽に戻ってきて、美容師から一転スナックのママに。「しばらく小樽を離れていたので街のことを知らず、お客さんも全くいない状態で始めた」

 当初、かま栄通りに店を構えていたが、2年前に新しい今の店舗に移転し、カラオケスペースを、店内で区切っている。

 そして昨年、「お客さんには、その日の気分で店の雰囲気を楽しんでもらいたい」と、ガールズバー「BRoop(ビーループ)」をオープン。

 ママやスタッフと談笑しながらゆったりと酒を飲みたい人は「BUSENA」へ、若い雰囲気で明るく飲みたい人は「BRoop」へ。ママは、2店舗を行ったり来たりしながら、それぞれのお客に対応している。

 「色々な年代のお客様にいらして頂き、知り合えることが嬉しい。美容師もスナックでも、接客が好きなんだと思う。ただ、あまりお酒は強くないので、酔うとすごくおしゃべりになっちゃうの」

BUSENA(ブセナ)
小樽市花園1-9-13
TEL:0134-33-6400
営業時間:20:00〜01:00
定休日:日曜日・月曜日   
BUSENAーブセナーHP

 2月のベストママ 2011

荒町 不二子 ママ

 稲穂第一大通りより一本港側の旧日蓄小路に、さかな旨い処「きらく」を構える荒町不二子ママ(74)。

 忍路の漁師の娘。「家が貧乏だったので、早く勤めて一人前になりたかった」と、中学卒業後、歯科医院に住み込みで働き、一生懸命貯金をした。「いつか自分で店を持ちたいという夢があった。お金をまったく使わない時は、給料を丸々貯めることが出来た」

 市内のウナギ屋やスナックで働き、客商売のイロハを学び、46年前に花園で店を開いた。「自分で開いた小さい店。花園の店舗を変え、今の場所が5軒目。自宅なので家賃がかからないの。最初は景気が良かったけれど、ここ10年ぐらいは全然だめ。それでも、昔からのお客さんが来てくれるか続けている」

 今は、娘と妹と、妹の娘の4人で切り盛りしている。漁師の娘だけあって魚にはこだわる。「足腰が痛いけれど、やっぱり自分で作った料理が美味しいと言ってくれるから頑張る」。中でもしめ鯖は自慢だ。

 映画監督の山田洋次や俳優の蟹江敬三、安達祐実などなど、有名人も新鮮な魚を求めて店に来る。「その時期のものを食べられるようにしているし、魚の種類は豊富 だよ」とニッコリ。

 「小樽は景気が悪くて本当に何とかしてもらいたいよ。ま、ここまで店を続けたらもう少し頑張るさ。アハハ」

 明るい笑い声を店に響かせる。

焼魚おでん ふるさと小樽 さかな旨い処「きらく」
小樽市稲穂2-7-10
0134-27-1892
営業時間:17:00〜22:00
定休日:日曜日・祝日

 1月のベストママ 2011

九谷 光紀 ママ

 花園繁華街かま栄通り沿いの第二潮銀座ビルウエストタワー1階にあるスナック「Rien(リアン)」のママ(30)。

 高校卒業後、飲食店やホテルで、OLを8年続けた。「人との触れ合いが好き」と、夜の世界へ転職。アルバイトで経験を積み、昨年11月に自分の店をオープンした。

 「自分でお店を持つつもりはなかったが、新しく出来たこの店を見せてもらって、雰囲気に感動して決めた。こじんまりやろうと思ったが、可愛い子がアルバイトに来てくれて、お客さんもたくさん来てくれるようになった」。週末はママと8人の女の子が酔客に対応する。

 オープンして1年。平日も週末も常連客や新規の客で店は賑わい、どんどん輪が広がる。「様々な職種のお客さんが来てくれて、色々なお話をしてくれるから嬉しい。お婆ちゃんになってもお客さんが来てくれるなら続けたい。お客さんと毎日充実した生活が送れるなら、結婚しなくても良いかな」

 気分によって和服か洋服で接客する。「着付けを習っていて、柄や帯、草履 それぞれに意味があり、和の歴史を学ぶことは楽しい。和服は体型も隠れるし好き。休日に呉服屋さんに行って、スーパーローンで買うの」

 頻繁にバイク仲間を自宅に連れて来ていた父親の影響で、幼少期からバイクに興味を持ち、「体を動かしたいし、女の子がバイクに乗っていたら格好良いと思った」とOL時代に免許を取得。

 定休日には、毎週のように、仲間や客とツーリング。小樽・後志を疾走する。「風にあたって走るのが気持ち良い。途中で美味しいものを食べるのも楽しみの一つ。ふふふ」と思い出し笑い。夢はハーレーでツーリング。

 仕事とバイクが大好き。「Rien(絆・フランス語)」を大切にする人当たりの良いママ。

スナック Rien
小樽市花園1-9-19 第二潮銀座ビルウエストタワー1階
0134-33-0010
営業時間:19:00〜02:00
定休日:日曜日