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 12月のベストマスター 2014

永田 琢也 チーフ

  天然皮製品と硝子の販売と制作体験の店「il PONTE(イルポンテ)」の硝子工房チーフを務める永田琢也さん(28)は、福岡市出身の九州男児。

 漫画好きの少年が、中学生でガラスに興味を持ち、高校卒業後、富山県にある専門学校に入学、勉強に励んだ。卒業後は、山口県にある硝子工房に就職し、その後、縁あって小樽市内の工房へ。小樽に移り住んで7年になる。

 同工房の本社は、株式会社太閤コミュニティー(本社:埼玉)で、小樽に出店して13年となる。現在の店舗は、小樽運河工芸館(色内2)跡に2年前に移転し、硝子工房も併設。永田さんがチーフとなった。

 同店は、革製品・ガラス製品の製造販売と革小物・吹きガラス制作体験を行ない、永田さんは、ガラス部門を担当している。

 「il PONTE」の「ポンテ」は、イタリア語で「橋」の意味があり、ガラス制作時に使われる専門用語でもあることから、商品とお客さんの架橋になれればと名付けられたそうだ。

 永田さんの仕事は、ガラス製品の製造と、吹きガラス体験のインストラクター。小学生から大人まで、国内から海外まで広い客層が体験に訪れているという。

 永田さん自身も、市内のガラス作家さんと積極的に交流を持ち、常に学ぶ姿勢を忘れない。職人さんから直接話が聞けるのは、小樽のガラス工房の良いところだそうだ。

 小樽ゆき物語に関連して、JR小樽駅エントランスホールで開催のガラスアートギャラリーに4度目の出展。今回、スカル(頭蓋骨)を取り入れた作品を発表した。スカルをモチーフにした制作の注文を受けたことをきっかけに、そこからイメージが湧き広がっているという。

 また、夏と冬に開催のがらす市の実行委員会に参加。グラスデザインコンテストの審査員や小学生卒業記念硝子製作体験実行委員会の委員長を務め、子ども達にガラスの魅力やものづくりの楽しさを体験してもらおうと活発に活動している。

 永田さんにガラスの魅力を尋ねると、「柔らかさや透明さ、輝き、シンプルなところ」と答えた。

 今後は、オーナメント系が主力商品となるよう開発に力を入れ、人気商品を生み出したいという。机などに置くだけではなく、壁に掛けたり発展させた商品を発表できるよう力を注いでいる。

 「ガラスと革の制作体験ができ、珍しいエゾジカの革を使用した制作体験もできる。ガラスと革のコラボ商品なども増やしていきたい」と話した。

 休日には、子どもと遊ぶ時間を大切にするなど、優しいパパの顔ものぞかせていた。◎il PONTE(イルポンテ)HP

il PONTE(イルポンテ)
小樽市色内2-1-19
営業時間:9:00〜18:00
定休日:月曜日(祝日は翌日)
電話:0134-32-7880
FAX:0134-31-5679
吹きガラス制作体験2,160円〜、グラス・皿・ジョッキー・花瓶など
制作時間:約10分〜、引渡しは、後日店頭または郵送

 11月のベストマスター 2014

田中 彰一 マスター

  花園の公園通りにある老舗花屋「田中生花店」の代表取締役・田中彰一さん(45)は、三代目店主。

 祖父の代から花屋を営み、父へと受け継がれ、現在、母と妻の協力のもと、店を切り盛りしている。

 もちろん、小樽っ子で、学生の頃から店を手伝い、大学卒業後は、札幌へ就職し、6年間会社員を経験した。28歳の時、父に頼まれ、家業を継ぐことに。

 彰一さんの仕事は、仕入れから花の管理・アレンジメント・接客・配達となんでもこなす。祝いの花束から葬儀の花輪など、花のことなら何でも、お客さんの要望に応えたいとしている。

 昔からの花屋で、夜8:00まで営業し、市民や近隣のお年寄りに愛されている店。店内には、所狭しと様々な種類の花が並んでいる。毎日、花と過ごす彰一さんに、花の魅力を尋ねると、「花を通じて四季が分かり、花にも旬があり、それを仕入れ届けられること」と答える。

 常に花の鮮度に気を配り、新鮮な花を回転良く、価格の変動にも影響されないように、組合で決まっている範囲内で、極力、良心的な価格に抑えるよう心がけている。

 これから冬を迎え、寒さが辛い季節となるが、夏の暑い時期に、花の鮮度を保つためにエアコンを入れた店内にいるのも辛いそうだ。

 元日と会議がある時だけ店を閉め、ほとんど年中無休の働き者。その中でも、子ども達の教育に関心を持ち、現在、小樽市立菁園中学校のPTA会長を務めている。子どもが小学校へ通う頃からPTA会長となり、なり手のない役員を何年も続け協力。来年3月で子どもが卒業となり、会長業も卒業できる予定。

 今は時間がないが、以前には、釣りやバンドを趣味としていた。釣りは、夜が明けないうちに積丹へ、明け方の数分をねらい釣りを楽しむために、毎日のように通っていたこともあったそうだ。

 昔からご贔屓のお年寄りが、最近、だんだんと減り、寂しさを感じるそうだ。今後については、「細く長く店を続け、地域の人との付き合いを大切にしたい。様々な場所へ顔を出し、人間関係を築き、ご縁があって商売に繋げられればと思う」と話した。

 「ご相談いただければ、要望に応えられるよう力になりたい」とPRした。

田中生花店
小樽市花園1-12-8 和光ビル1階
営業時間:9:00〜20:00
定休日:1月1日
電話:0134-22-5081
FAX:0134-22-5084

 10月のベストマスター 2014

多田 健一 マスター

 主婦の悩みに応え、働く女性を助ける掃除のプロ「おそうじライフ小樽」の代表多田健一さん(47)は、小樽出身で、この道21年のプロフェッショナル。

 以前勤めていた掃除業界の会社を2006年に退社し、おそうじ本舗に加盟、ハウスクリーニング業を妻と一緒に歩み続けてきた。2011年5月に、現在の「おそうじライフ小樽」を開店させ、今年で3年目となる。お客さんが覚えやすい名前を店名に付けたという。

 多田さんの仕事は、レンジフードや換気扇・キッチンや浴室などのハウスクリーニングをメインに、一般家庭から業務用エアコン・床のワックスかけ、引越しの清掃など、強力な助っ人である妻とともに、主婦や働く女性、高齢者と幅広い利用者に支えられ、お客さんに満足してもらえる仕事を常に心がけている。

 時代の流れから、共稼ぎが多く、若い世代は換気扇などの単発的な箇所、高齢で手の届かない箇所などが、定期的に依頼される。毎年、利用するリピーターも増えている。

 多田さんの1年は、引越し掃除が多い3月、春は窓ガラス掃除。夏は、エアコンやお盆前の水回りなどの掃除。9月・10月・11月は、レンジフードや浴室の掃除。11月から徐々に暮れの掃除依頼があり、12月は書き入れ時。年末から年明けも掃除依頼が続く。

 この業界を続けてきた理由を尋ねると、良いお客さんに恵まれ、掃除が完了すると、「ありがとう」と笑顔で返され、見違えるほどのきれいさに「うわっ」と驚かれ、感動されるそうだ。

 業務中に、お客さんに頼まれると、配管業者を紹介したり、困っている場所を解決する手助けも。利用したお客さんが、別のお客さんを紹介してくれ、人間関係の繋がり、信頼関係が芽生える。主婦の方にも安心して利用してもらっている。

 『たかが掃除、されど掃除』で、最初は、掃除のゴールが見えず、どこまで掃除して良いか分からないこともあった。お客さんの財産を守る仕事であり、気を使う部分も多々ある。

 多田さんは、子どもが通う小学校のPTA会長を務め、なり手のない役員にも前向きに取り組むお父さんでもある。

 「まずは電話を。見積もりは無料。その後、掃除日を決める。掃除が終わると、お客さんが笑顔になっている。ぜひ気軽に利用してもらいたい」と、おそうじマスターは、笑顔でPRした。  おそうじライフ小樽HP

おそうじライフ小樽
小樽市住吉町16-14
営業時間:9:00〜18:00
定休日:不定休
電話:0134-33-8755
FAX:0134-24-3353

 9月のベストマスター 2014

上田 英範 マスター

 手打ち蕎麦専門店の「そば処 月」の店主上田英範さん(50)は、蕎麦が大好きで、蕎麦打ち歴20年。

 こだわりの蕎麦を提供する上田さんは、小樽出身。札幌、室蘭など各地を回り、そろそろ故郷へ帰ろうと、2012年9月に小樽へ戻り、開店前に、札幌で1年間修行し準備を進め、2012年11月1日に住之江町に蕎麦店をオープンさせた。2013年9月から、花園の現在の場所に移転。

 自分で光ることができず、太陽の光を反射して輝いている“月”を店名としたのは、店も、お客さんに光をあててもらい輝き続けられればとの思いから。

 上田さんは、蕎麦こだわりを持ち、何種類かの蕎麦を用意している。上田さんがオリジナルでアレンジした「一九田舎細打ち麺」は、大変好評で、小麦粉1に対して蕎麦粉9の割合で、普通太くて短い田舎そばが、ここでは、細くて長く仕上げている。蕎麦の風味が良く、歯ごたえがあり、蕎麦通には癖になる。

 また、有名ブランドの蕎麦粉を入手したり、韃靼そばなど、珍しい蕎麦も提供。道産蕎麦粉100%を使用している。

 営業時間中であれば、夜中でも打ち、最近では、いかに乾燥をさせないで短時間で打つか、挑戦を重ね、現在は20分以内で打てるそうだ。蕎麦を打つ姿勢は真剣だ。蕎麦つゆも特製で、蕎麦打ちから盛り付けまで、すべて、上田さんが行っている。そんな多忙な上田さんの協力な助っ人は、同級生だった奥さん。店内を明るくしている。

 マッチョな店主は、蕎麦以外にも凝り性で、学生時代はサッカーに夢中で、明けても暮れてもサッカー。現在は1,200ccのバイクに夢中だが、全国大会クラスのオセロの実力も持ち、ゴルフも目標を決めてプレイしていたそうだ。

 そば打ち体験教室やプロ養成コースを開講し、蕎麦打ちを伝授。美味しいカニを求めて根室へ花咲ガニを買い付けに出かけたり、増毛のエビや寿都の牡蠣を、店のイベントを催して、お客さんに提供し、好評を得ている。上田さんも食べることが大好きで、美味しいものを食べたいと思う気持ちが行動に出ている。大変フットワークの良いマスター。

 蕎麦に合う日本酒にもこだわり、全国の辛口種15種類ほどを揃え、女性客にも大変喜ばている。日本酒に合う肴も提供。そのひとつに、「藁焼き鰹の塩たたき」がある。だしに鰹を使う関係から鰹に目を付けた。高知県の名産で昔ながらの製法で作られたものを、新玉ネギとニンニクチップとミョウガを薬味に味わう。

 全国から、蕎麦を目当てに旅人が訪れ、東京から年2回必ず訪れる人もいるそうだ。今後の夢は、そばビルを建てること。蕎麦打ちの名士に、心まで打たれたお客さんも多い。  そば処月HP

手打ち蕎麦「そば処 月」 
小樽市花園3-8-18
営業時間:平日17:00〜3:00、日曜・祝日17:00〜0:00
定休日:4日・14日・24日(4のつく日が金・土曜日の場合はその週の日曜日)
TEL&FAX:0134-61-1276

 8月のベストマスター 2014

對馬 武 マスター

 今春から、屋台村レンガ横丁の村長に就任した、イタリア料理「バリロット(Barilotto)」のオーナー對馬武(とうまたける)さん(33)は、パスタ好きが高じてイタリアンシェフになった小樽っ子。

 本人いわく、「村長というより、校長先生や担任の先生から指示を受けて、仕事を行う学級委員長という感じです」。

 店名の“バリロット”は、イタリア語で小さな樽を意味し、小樽にちなんで對馬さんが付けた。

 子どもの頃は、小学校から高校まで野球部に所属し、現在も朝野球チームに参加する根っからの野球好き。

 カフェバーに勤務した頃、パスタやワインに興味を持ち、調理資格を取得し、市内のホテルに勤務。そこで、同僚でもあり、小学校からの同級生に朝野球チームに誘われ、そのチームの監督が伊勢鮨の社長だった。

 社長のもとで魚の見方やおろし方など魚全般についての指導を受け、コース料理の1品を提供できるチャンスをもらい、常連さんが多い伊勢鮨で修行したことは、毎回違う物を提供する勉強になったそうだ。

 伊勢鮨がレンガ横丁にも店を出し、度々訪れる機会があった。空き店舗があるのを知り、思い切って自分の店を構える決心をした。オープン前に、自分が気になっている札幌と函館の店へ研修を頼むと、快く受けてもらい、パスタの作り方など惜しげなく教えてくれたそうだ。

 現在は2名のアルバイトがいるが、最初は、仕入れから仕込み、接客までひとりで切り盛りしていた。その都度、友達の手伝いもあって、みんなに支えられながら、今年9月末で丸3年目を迎える。

 イタリア料理を選んだのは、「昔からパスタが好きで、イタリア料理は日本人に合うと思うし、なんといっても自分が好きだったから」。

 開店して、地元でお世話になったカフェやホテル・寿司店のお客さんが来店してくれたり、今までは、友達が集まる時も仕事で参加できなかったが、集まる場所をバリロットにしてくれたりと、仕事をしながらでもみんなに会えるのが嬉しい。また、野球チームの先輩に魚屋さんがいて、新鮮な食材を選んで配達してくれているなど、様々な人の繋がりに感謝している。

 開店当初は、ランチを提供していたが、仕込みが間に合わず、現在は月曜日と木曜日だけ。将来的には、20席くらいの店を持ち、気軽にパスタを食べられる店にしたいという。

 おすすめの1品は、エビのクリームソースのニョッキで、当店一番人気。北海道産の小麦粉を使いもちもち感がある。通常メニューは、パスタ8種と1品料理5?6品、本日のおすすめのカルパッチョや牛肉のロースなども用意している。

 トマトやとうもろこしはもちろん、北海道産の旬の食材を中心にした料理を提供し、地産地消を心掛けている。休日は、気になる店へ出かけ、自己研鑽も怠らない。温かな人柄の對馬オーナーが腕を振るうイタリアンを食べに出かけてみよう!

イタリア料理 バリロット(Barilotto)
小樽市稲穂1-4-14 屋台村レンガ横丁
営業時間:12:00〜14:00(月・木)、18:00〜24:00(L.O.23:30)
定休日:水曜日
客席:7席・フリースペースあり
電話番号:090-1385-7974

 7月のベストマスター 2014

鈴木 恵祐 マスター

 龍宮神社隣の「麺処 龍仁(たつじん)」を前経営者から引き継ぎ、2013年12月から、鈴木恵祐さん(38)が店主を務めている。

 店主となったきっかけは、前経営会社からの誘いと建物を所有する龍宮神社(稲穂3)の本間公祐宮司の力添えがあり、兼ねてから念願だった店を持つこととなり、40歳前に夢を実現させ、新たな一歩を歩み始めた。

 鈴木さんは、埼玉県生まれの埼玉育ち。この業界に入るきっかけとなったのは、高校生の頃、ラーメン店でアルバイトをし、卒業後、社員となり、8年間の修行を兼ねて勤務。その後、来樽し、市内ラーメン店に勤務。さらに腕を磨いた。

 鈴木さんは、毎朝7:00に出勤し、仕入れから仕込み・接客・掃除まで、なんでもこなす。いつも笑顔で接客上手な妻の美雪さんと、二人三脚で店を切り盛りしている。

 塩・醤油・味噌の定番はもちろんだが、おすすめメニューは、店主オリジナル期間限定の「濃厚鶏白湯らーめん」。1月前から提供し人気となっている。口あたりが濃厚でとろみがあり、後味がすっきりした鶏のスープが自慢だという。

 また、経験を活かして研究に研究を重ね、スープに9時間もかけて仕込むというこだわりようで、絶対に妥協はしない。自分でも食べたくなるような物を常に考え、新しいメニューも開発中。

 土・日・祝日を含む毎日11:00から14:00まで、ランチとして、好きなラーメンとセットで半チャーハンやギョウザ・チャーマヨごはんが、各180円で食べられる。

 辛いことは?と尋ねると、“冬の雪投げ!”と即答。鈴木さんは、小樽へ来て13年経つが、雪かきが苦手。天気予報を見ては、がっかりしてしまったことが多々あった。

 逆に、お客さんに「美味しかった。また来るね!」と言われた時は、努力と苦労が報われ、喜びを感じる瞬間だという。

 建物は石造りで築80年の趣のある店内。しかしながら、1階が厨房で、客席が2階となるため、階段を上らなければならないが、お年寄りが一生懸命に階段を上り、ラーメンを食べに来てくれるそうだ。一方、おひとり様の女性客でも、くつろげるのが利点となっている。

 今後の夢は、もっと地元の人に店を知ってもらい賑わいたいという。

 鈴木さんは、「妻と2人で切り盛りし、アットホームな雰囲気。買い物帰りの女性客など、おひとりでも気軽に立ち寄ってもらいたい」とPRした。

小樽麺処 龍仁(たつじん)
小樽市稲穂4-11-2
電話・FAX:0134-21-2480
営業時間:11:00〜20:00
定休日:水曜日
席数:カウンター5席・2人掛けテーブル2・3人掛けテーブル1・6人掛けテーブル2
駐車場:7〜8台

 6月のベストマスター 2014

豊田 英樹 マスター

 JR小樽駅横の三角市場裏通りに「いこいのBar豊笑(とよしょう)」を、4月11日にオープンさせた、Bar長こと豊田英樹さん(38)は、小樽生まれの小樽育ち。

 子どもの頃は人見知りだったが、そう思われないように隠していたそうだ。高校を卒業後、ガソリンスタンドなどで仕事をしながら、家業の八百屋を手伝うようになった。

2008(平成20)年に店舗を南小樽から三角市場内へ移転。早朝に起き、市場への仕入れから販売まで店を切り盛りしてきた。

 8年前に他界した父親はビール好きで、父の夢で「いつか飲み屋を開きたい」と、母に話していたことをずっと覚えていた。また、八百屋だけでは厳しいこともあって、昨年の3月、バーを始めるなら、40歳前の今だと思い、準備を進めてきた。

 花園界隈ではなく、稲穂に開店を決めた理由のひとつは、小樽駅に一番近いバーになるからだそうだ。後輩にバーの経営者がいて、いろいろと教わった。苦労話を聞いたところ、“思いつかない”と言う。周りには温かい人ばかりで、恵まれおり感謝していると話す。

 店名の「豊笑」は、八百屋の「豊田商店」の“豊”と“商”を合わせ、みんなで笑って楽しめる店にしたいと、“商”を“笑”の文字に変え名づけた。

 店内の内装も自分でコーディネイト。照明は落とし気味で、天井や壁にはカラフルなタペストリーを飾り、カウンターの椅子は赤と黒で座り心地が良く、おしゃれ感満載。

 入口付近に、函館を拠点に活動する筆文字アーティスト・夢蔵さんがイメージする文字が、壁に大きく書かれインパクトがある。父親の写真も飾られ、友人らと一緒に懐かしむ。カラオケはなく、接客が好きな豊田さんのトークとお酒で楽しまてくれる店。

 健康的な笑顔が印象的な豊田さんは、夏は海、冬はスノーボードを楽しむ活発な青年。ここ数年は、忙しくてスポーツも休みがちだそうだ。早朝の八百屋の仕入れから昼間の販売。夜はバーで働く、超働き者。

 「まだ、開店して2ヶ月だが、今後、60歳、70歳まで続けたい。ちまたではよく“おもてなし”と言われるが、僕は、“おもいやり”を大事にしたいと思う。楽しみましょう」と、満面の笑顔でPRした。

いこいのBar「豊笑」
小樽市稲穂3-10-16 小樽駅横 三角市場裏
営業時間:19:00〜24:00
定休日:日・月曜日
電話:080-6063-1040
カウンター6席・テーブル12席

 5月のベストマスター 2014

酒井 陽平 マスター

 とびっきりの笑顔を見せる酒井陽平さん(35)は、人力車えびす屋の俥夫スタイルの印象が強いが、この春から新たなスタートを切った。

 独立して事業を行いたいとかねてからの夢を実現させ、大爆笑Bar「Sun&Peace」を、4月4日(金)に、市内花園にオープンさせた。

 小樽出身の酒井さんは、子ども頃から元気で明るい子だったが、人見知りでもあった。高校卒業後、大工や土木関係、営業の仕事を経験。2004年にえびす屋に入社し、2010年からは同社の店長を務め、人力車のお兄さんと親しまれていた。

 そんな中でも夢を捨ててはいなかった。自分でやっていて楽しい仕事をしよう、これからは、自分が楽しい場を提供したいと、もともと飲み屋の雰囲気が好きなこともあり、花園界隈の飲み屋に通いながら、昨年の夏ごろから真剣に転職を考え始めた。3月31日で退職し、4月2日(水)には、最速でプレオープンにこぎつけた。

 店名の大爆笑Bar「Sun&Peace」」は、自分の名前の「陽」は太陽、「平」は平和の意味を組み合わせて名づけた。いつもみんなが笑顔で楽しめ、知らない人同士でも言葉を交わし、素敵な出会いがあり、人の輪を広げたいという。お1人様でのご来店も大歓迎!みんなで会話に入って楽しもう!カラオケはなく、定番の酒と、小腹がすいた人にはおつまみ程度を用意している。

 爽快で気持ちの良い笑顔を振りまく酒井さんにも、苦労があっただろうと尋ねると、「苦労を苦労と思わない!」と常に前向き。そんな会話の中で、会社を辞める時に、「今の生活や家族のために続けるか?、それとも自分の夢に向かうか?」と考えたが、どうせ責任を持つなら、自分の店で持ちたいと根性で突っ走った。

 今後は、イベントにも積極的に参加し協力していく。40歳、45歳とチャレンジ精神が生まれたら、また突っ走ることもありえるそうだ。

 プレオープンには沢山の人が駆けつけてくれ、“酒井陽平”として付き合ってくれるんだと実感した。バーのマスターとしての酒井さんは、新しいレールの上を、しっかりとした足取りで歩き始めている。

大爆笑Bar「Sun&Peace」
小樽市花園1-11-18 GOT BLD No.1 2F
営業時間:19:00〜26:00
定休日:不定休
席数:カウンター8席・ボックス15席
1人から飲み放題(90分間ビール含、男性3,000円・女性2,500円)

 4月のベストマスター 2014

本多 利光 マスター

 堺町通りに店舗を構える「ラーメン利久亭(りきゅうてい)」の店主、本多利光さんは、神奈川県出身の66歳。店舗の2階が住宅で、堺町通り商店街の住人でもある。

 横浜で15年間、ラーメン職人として修行に励んでいたが、小樽市内で寿司屋を営む弟の勧めもあり、16年前に小樽に移住。神奈川にある実家の寿司屋を手伝っていた時期もあり、現在の場所に寿司屋をオープンさせた。当時は、堺町通りも観光客が多く、商売繁盛を期待していたが、次第に景気も悪くなり、それならば15年も修行したラーメンで勝負に出ようと、6年前に店名も「ラーメン利久亭」に改め、ラーメン店として生まれ変わった。

 店名は、横浜で修行した店主と相談し、和風の名前が良いと思い、自分の名前から1字をとり、「利久亭」と名付けた。

 横浜では、広東料理店で修行し、あさっり系のラーメンが人気だった。本多さんもあっさり系のラーメンが好みで、特徴は、豚ガラと鶏ガラでスープを取り、丁寧に仕込むあっさり系のラーメン。チャーシューも自家製。

 仕入れから仕込み、調理、接客と店全般の仕事をこなす。奥さんも店を手伝い、夫婦の息もぴったりで仕事もスムーズに進む。

 おススメは、特製利久麺700円。修行した店主と一緒に考えたラーメンで、塩味をベースに、野菜ときくらげ、ラーメンにはあまり見かけない溶き卵を入れ、辛味を効かせた珍しいラーメン。こってり系が多い北海道のラーメン界だが、この店自慢の人気ラーメンとなっている。

 お客さんのほとんどが観光客で、外国人が多いことから、タイ語・中国・英語のメニューも制作し、外国人観光客が困らないように対応している。

 辛いことはと尋ねると、「特にないが、雪かきが大変」と答えてはいたが、16年も住んでいるので、小樽の環境や「手袋をはく」「ゴミを投げる」などの表現にも慣れているという。

 休日には温泉めぐりをして、リフレッシュしている。ニセコなどの温泉へ出かけるのが楽しみのひとつ。

 本多さんは、「料理をするのも食べるのも好き。これからも1杯1杯丁寧に作っていきたい。あっさり系のラーメンの良い所は、味が良く分かる所。材料の良さも分かる。あっさり系のラーメンが好きな方には是非、一度味わっていただきたい。堺町通りへも市民に足を運んでもらいたい」とPRした。

ラーメン利久亭(りきゅうてい)
小樽市堺町2-11
電話・FAX:0134-29-0082
営業時間:11:30〜19:00
定休日:火曜日

 3月のベストマスター 2014

高久 文夫 さん

 明治44年創業の「澤の露本舗」は、あめ玉を製造販売する老舗で、高久文夫代表(62)は3代目となる。

 同店のあめ玉は、透明で山の木々の滴る露のようだと店名をつけた。当時の製法を受け継ぎ、変化したことは道具や設備が良くなっただけと話す。

 和菓子店舗を営んでいた高久さんの祖父・澤崎浅次郎さんが、水晶あめ玉を発明。当時は、稲穂町に店舗を構えていた。戦争の影響で砂糖が入らず、一時休業していたが、昭和26年に再開。その2年目に現在の店舗へ移転。

 高久さんは、サラリーマンを経験後、店を継いで26年目になる。あめ玉の製造から販売までを行う。店頭に立つのは、お客さんの声を聞くためでもあり、現場を知らなければ良い商品が生まれない。他店の販売方法などを偵察することもあるそうだ。高久さんがあめづくりに専念している時は、奥さんが店に出ている。

 あめ玉の特徴は、原料が砂糖と天然の香料のみで、水飴や着色料・保存料を一切使用していないこと。あめ玉一品のみを製造販売。砂糖だけで作るあめ玉は、全国各地を探してもここだけ。高久さんのごだわりは、品質を落とさない、良い材料を使うことで、納得のいく美味しいものが出来上がるという。

 困ったことは、収穫した時期や産地によって、砂糖に変化があり、いつものあめ玉ができなくなることだという。仕入れた砂糖を開け、すくった時点で質感の違いが分かるという。そんな時は返品し、同店のあめ玉に合う砂糖を仕入れ直す。一般家庭で使う砂糖とは違い、この砂糖で羊羹などを作れば、照りや風味が全然違うそうだ。

 うれしいことは、全国各地にお客さんがいることで、「美味しい」と言われありがたく思っている。以前、入院されていた人が、何も食べられなくなり、無着色無添加のこのあめ玉だけを食べることができ、楽しみにしていたというエピソードを話す。

 高久さんは、「砂糖だけで作った自然の甘さを試してもらいたい。味わったことのないあめ玉だと思う」とPRした。

 100年の伝統を受け継ぐ高久さんは、職人気質の賜物。砂糖を焦がした天然の色と水晶玉のような透明感がある自慢のあめ玉を守り続けている。

澤の露本舗
小樽市花園1-4-25
電話・FAX:0134-22-1428
営業時間:11:00〜18:00
定休日:第1日曜日
袋入り300円からご贈答用までを用意。地方発送可能 
澤の露本舗HP

 2月のベストマスター 2014

山田 健市 さん

 都通り商店街アラカワビル2階「ダンススクール・セントラル」を経営する山田健市さん(61)は、小樽生まれで、同スクールの指導者でもある。

 ダンスを始めたのは、キングオブキングに勤務していた頃、専門家にダンスを学ぶよう上司に言われ、仕方なくダンススクールのドアを叩いたのがきっかけ。

 それまで、興味のあることを独学で身に付けてきたけれど、独学では通用しないダンスに出会い、カルチャーショックを受けた。専門家の指導がなければ気付かない自分の行動を発見したことでダンスにハマり、競技選手としては遅い33歳のスタートで、ブランクを埋めようと、朝練・夜練の日々を重ね、競技会に出場し続けた。

 アマチュア時代は最上位の部門A級までランクを上げ、その後プロ資格を取った。1995(平成7)年に、以前はビリヤード場だった現在の場所に、文部省所管財団法人日本ボールルームダンス連盟認定登録のダンススクールを開校した。現在、小樽では4軒ある認定スクールのひとつだ。

 社交ダンスの範囲には、マンボやジルバやブルースなどのパーティーダンスの他に競技ダンスがある。競技ダンスは、男女がペアとなり、モダン(スタンダード5種)とラテンアメリカン(5種)、最近注目のセグエ(フリースタイル)の各種目で、技量や優雅さなどを競うハードなアスリートの世界。「認知度は低いけれどコアなファンの多いニッチなスポーツです。競技ダンスの選手として活動していられる選手生命は、ハードであるが故に短いものだ」と話す。

 同教室の生徒の中には、山田さんの個人レッスンを中心に、15年以上続けているベテランも多い。個人レッスンという基本の指導方法が同スクールの醍醐味でもある。

 「習い始めの頃、アマチュア指導者から教わったタンゴの2歩が何度やってもできなくて、悔しい思いをした。仕方なく行かされた中畑ダンススクールの中畑祥子先生に指導を受け、あっと言う間に克服できた。その勢いを駆って、わずか7ヵ月後のクリスマスパーティで、タンゴのデモンストレーションをした。その師事を仰いだ中畑教室も昨年末に閉校したので、2月23日に予定しているセントラル教室のパーティーで、28年ぶりのパートナーをお願いし、タンゴを披露しようと企画している」と話した。

 山田さんは、「体力・精神力・自分を磨く手段として、社交ダンスはとっても有用です。まじめに取り組むものでしょうが、入り口の敷居は低いです。奥は深いですけどね。是非一度、見学に来てみてください」とPRした。

ダンススクール・セントラル
小樽市稲穂2-15-10アラカワビル2階
電話:0134-33-1790
開校時間:10:00〜22:00
定休日:日曜日
生徒募集中

 1月のベストマスター 2014

ビマール・シュレスタ 店長

 静屋通り、産業会館裏手にある「ネパール茶屋」の店長、ビマール・シュレスタさん(36)。ネパール出身のコックさんで、日本語が上手な親しみやすい笑顔の好青年。

 2001年開店の同店は、義兄が経営者で、7年前にその店を手伝うために、ネパールから遥々、異国の地小樽へ移住し、現在に至る。

 店名の「ネパール茶屋」の茶屋は、カフェの意味。日本でのカフェは、お茶を飲む所と思われているが、外国では、なんでも気軽に食べたり飲んだりできるカジュアルな店を意味するそうで、ネパール料理を気軽に楽しんでもらいたいとの意味が込められている。

 店の特徴は、本場カレーはもちろん、ルーカレーとスープカレーのタイプがあり、辛さもチョイスできる。ビマールさんおすすめは、「ラムカリー」で、柔らかいラム肉入り。月曜日から金曜日まではランチもあり、カレーやタンドール(炭焼き料理)セットは、ご飯とナンを選ぶことができる。

 カレーの他、ネパールの家庭料理も提供。スパイシーでお酒に合うシークケバブ、サモサと言ってスパイシーなマッシュポテトの包み揚げ、ネパールの天ぷらポコラなど、ネパールの一品料理も味わうことができる。

 ドリンクにも力を入れ、12月から2月28日までは、年末年始や小樽雪あかりの路に合わせ、ビール(ジョッキ)も含めてカクテルなどをすべて315円で提供している。また、ネパール産のシコクビエを使った「ヒエ焼酎」を熱燗や冷やで提供。ネパールのビールも用意している。

 「最初は言葉も分からなかったが、努力した。小樽に知り合いが少しずつ増え、7年間も続けられたのは、同店へ来てくれるお客さんがいるから。これからも小樽で頑張りたい」と思ったそうだ。初めて雪を見た時は感動したが、今ではその感動も薄れ、今は雪かきが大変だと思っている。

 休日には、好きな日本食を食べ歩き、ネパールではあまり行かなかった温泉が大好きになり、北湯沢やニセコなどあちらこちらの温泉巡りが楽しくて、特に熱い温泉が大好き。また、「小樽の良い所は、水が美味しい所だ」と即答した。

 初めてのお客さんに、「スープカレーというものはまずい」と言われたので、「うちのを試しに食べてみて?まずかったらお代は要りません」と言って食べてもらったら、「これは美味しい!」と喜ばれた。そんな時、嬉しさを感じるという。

 ビマールさんは、「カレー専門店と思われがちだが、カレーはもちろんだが、一品料理も味わってもらいたい。小樽の人たちにネパールの本場の味を知ってもらいたい。食べてみるとおいしさが分かる」とPRした。

 写真をお願いすると、胸の前で両手を合わせ、挨拶で使ったり、“いらっしゃいませ”を意味する「ナマステ」と言って、ポーズを取ってくれた。

 ネパール人のコックさんが作る本場ネパール料理を小樽で味わってみよう! ネパール茶屋HP

ネパール茶屋
小樽市稲穂2-16-5(静屋通り・産業会館裏)
電話・FAX:0134-24-8466
営業時間:11:00〜15:00(L.O〜14:30)
     17:00〜22:00(L.O〜21:30)
定休日:第2・4水曜日
席数:23席
駐車場:6台