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 11月のベストマスター 2011

谷口 尚明(なおあき) マスター

 小樽の観光名所・小樽運河の浅草橋交差点角にある小樽出抜小路の鮨処「おたる」の店長。

 登別市生れ。小中学校を経て、高校に進むが間もなく学校をやめ、苫小牧の寿司店で職人修業に。

 その後、東京にいた叔父さんの紹介で、料理店(割烹)に勤める。10年間の東京修業が、その後の大きな力になったという。

 28才で独立し、東京向島に季節料理の店を出す。5年が経過し、出店のための借金がなくなった頃、妻との離婚話が出て、「追い出された」。「貯金や車、家は、ジャンケンをして負けしまい、全部取られてしまった。アハッハ。残ったものはバイクだけだったけど、今でも3人の子供の養育費を送っているよ」

 離婚後は、気分転換のため、アメリカにいた知人の紹介で、和食ブームのアメリカに。ワシントンDCにいて、車やバイクでオークランドからマイアミに旅行したりした。アメリカは、日本のようにガムシャラに働くのでなく、コセコセしていないで、ゆったりとしているので、楽しかったという。

 「金土は、クラブに行ってストリップをよく見た。チップをやるとガンガン来ましたね。アハッハ。アメリカ滞在は、数か月と短かったが、良い経験になった」と笑う。

 33才の時、かねてからの知り合いである小樽の寿司店の経営者に進められて、小樽にやって来た。丁度、小樽出抜小路が出来た頃で、そこの寿司店に半年ぐらいいたが、今度は、出抜小路の運営会社にスカウトされ、現場で焼鳥店を任された。今は、寿司店を任されている。入社して既に6年がたった。

 「今年は震災の影響が大きかった。3月から5月までは客が来ないで、ガラーンとしていた。夏になってようやく上向いたが、10月になってまたガタッと落ちている。これから雪が来たら大変だよ」と頭を抱える。

 料理の腕の良さが知られており、小樽の常連客の支持も多い。明るい性格と達者な話しぶりで、客の応対の感じの良さが心地良い。

 小樽で再婚して、4才(男)と1才(女)のパパに。「いつか東京に帰ろうと思っていたが、子供が出来てしまい、もう小樽っ子になるしかしょうがないか。アハッハ」

 今が男盛りの44歳の寿司店のマスター。

鮨処「おたる」
小樽市色内1-1-17 小樽出抜小路内
営業時間:11:30〜14:30、16:30〜21:00
定休日:火曜日   
閉店

 10月のベストマスター 2011

川口 大輔 マスター

 昼間は屋根葺きの鈑金屋、夜は姿を変えたフードバーのマスターと、二足のわらじで頑張る3児の父。

 花園小、東山中、北照高を経て、北海道工業大学電気科に。大学時代に「ニトリ」で2年間バイトした時の経験が、すごく勉強になったという。

 家業は鈑金屋。中学から大学まで、ずっと父親の仕事を手伝っていたが、2年前に父親が他界して、屋根葺き鈑金屋になった。3年前は、仕事が減って大変だったが、今年は手が足りず、同業者に手伝ってもらう程の忙しさで、昼間の仕事に精を出す。

 20才の時に19才の彼女と出来ちゃって、学生結婚。27才で無尽ビルに2人で店を開いたが、結局、「逃げられちゃいました」。子供3人は、母親(65)にみてもらっていて、「母親には迷惑をかけている。忙しかった僕のせいで、休日に子供を何処かに連れて行ってやれなかったのは、責任を感じている。母親がいなかったら、子供は引き取れなかった」と話す。

 「小樽フードバー『こもる』を無尽ビルで5年、花園で2年間経営している。最初の店の内装が店名より先に出来上がったが、こもった感じだったので、『こもる』と名付けた。店を始めた7年前の花園町には、結構人が歩いていたが、今は、タクシーばかりで人がいない。その頃は、僕の仲間たちも小樽にいたが、結局、食うために小樽を離れていった。スナックなどでも飲んでいるのは、年上の人ばかりで、若い人がいない。前は、宴会が結構入っていたが、最近は、客の使う単価も減り、3年前と比べても売り上げが半減した」と嘆く。

 「しかし、小樽が好きで離れたくないので、これからもチャレンジしていきたい。店を立て直していくのが次のチャレンジ」と、何処までも前向きな熱心さが伝わってくる。

 花園公園通りの店の入口の扉からは、中が飲み処とは気付きにくいが、ドリンクラリーの時の女性客たちは、感じのいい店と気さくなマスターで、「ぜひまた来たい」と話していた。

 15・13・11才の腕白盛りの2男1女を抱えながら、昼も夜も働き続け、仕事に子育てに奔走する35才。男盛りの樽っ子マスター。

小樽フードバー「こもる」
小樽市花園3-8-18
TEL:0134-24-0002
営業時間:17:30〜25:00
定休日:日曜日

 9月のベストマスター 2011

杉村 文也 マスター

 「新鮮な魚介類でお客様に健康を提供したい」と、8月、都通り商店街に、魚屋「 おたる夢市場」をオープンした26才の若社長。

 高卒後に介護ヘルパー2級の資格を取得し、父親が経営するグループホームで働き、介護の職場の大変さを勉強した。20歳になってから、友人たちとレゲエグループ「KARAKUSA」を結成し、音楽活動に没頭。小樽や札幌などで演奏し、「自分たちの演奏で会場が盛り上がる様子が楽しかった」

 グループホームで4年働いたが、「色々な職場で経験を積みたかった」と、介護の道から、八百屋の配達や食品製造、魚屋などで働いた結果、「健康な魚を提供しながら介護相談出来る、高齢者が憩える店をつくりたい」と、魚屋と市民の健康を関連づけた経営スタイルで起業した。

 小樽や札幌の市場から仕入れた新鮮な魚を提供。店内には、魚の解説、効能などの説明書。介護ヘルパーの経験を活かして、高齢者の介護相談や介護関連窓口の紹介も行う。高齢者に必要なコミュニケーションの場として活用され始めている。

 「都通りに魚屋がなかったので、直感だけでこの商店街で店を開くことを決めた。都通りになかった魚屋で活気付けたいと思った。若い自分が店をやることで、若い人が商店街を通るようにしたい」と意気込む。

「小樽が好きなんすよね。街を出たくないんですよ。これからずっと小樽で商売したい」と力強く語る。妹の唯さん(23)と兄妹で店を切り盛りする若手の起業家。「妹には逆に怒られながらやってるんすよ」と照れ笑い。優しい人柄がにじみ出る。

「夢あるいちばんの場所」を目指す若きマスター。

おたる夢市場
小樽市稲穂2-13-9
TEL:0134-22-0555
営業時間:10:00〜18:00
定休日:年中無休

 8月のベストマスター 2011

近藤 紘司 店長

 小樽花園に昨年9月オープンした、炭火焼肉「海や」の店長。

 小樽生まれの32歳。手宮小、末広中、小樽水産高校を経て、札幌のパソコン専門学校に2年間通った。

 パソコン販売店に勤めた後、小樽の酒店や魚屋に。全国のデパートで開かれる北海道物産展で、東京・神奈川・秋田・広島や四国などを回り、魚の捌き方を身に付けた。

 現在の店の親会社である小樽のドーナッツ屋さんも物産展に出ており、ちょうど仕事が切れた時に、ホーマックで出会い、今度は、焼肉屋さんの店長に変身を遂げた。魚から肉へと捌く物が変わり、旭川に肉の捌き方の研修に行った。

 昨年9月にオープンした炭火焼肉「海や」の店長として、間もなく1年になる。自らパソコンで、メニューやHPを作る。包丁とパソコンの二刀遣いの現代っ子だ。

 「全国を回ったが、やっぱ小樽は良いところだと気付かされた。小樽にいるとみんな当たり前だが、外から見て、改めて小樽の良さが分かった。広島もいい街だったが、やはり地元が一番」と話す樽っ子。

 母子家庭で育ち、母親の帰りが遅いので、子供のころから料理に興味を持ち続けたのが、今の仕事に繋がった。

 しゃれた造りの焼肉店だが、美肌コラーゲン入りの冷麺(490円)や美肌コラーゲン入りシーザ−サラダ(490円)、お肉と共に野菜も手軽に摂れるようサラダメニューが充実していて、金額も、メニューも女性にやさしい。特に、木曜日はレディースデーを設け、女性だけ飲物半額+おつまみ一品サービスと、女性に足を運んでもらえるよう考えている。最近始めたワンコインランチも好評で、女性客に喜ばれている。

 笑顔がやさしい近藤店長は、料理とパソコンが得意の男盛りの32歳。独身で現在“花嫁募集中”でもある。

炭火焼肉「海や」
小樽市花園1−4−22
TEL&FAX:0134-61-1029
営業時間:11:00〜14:00(ランチ)
     17:00〜22:00(平日ディナーLO 21:45)
     16:00〜21:00(日祝ディナーLO 20:45)
定休日:火曜日

 7月のベストマスター 2011

佐藤 武彦 マスター

 小樽駅前を真っ直ぐ下り、最初の路地を左折したところにある焼鳥・居酒屋「竹八」のマスター佐藤武彦さん(68)。

 「小樽は、海あり山ありで本当に良いところだ」。人口が20万近くあった頃に小樽に来て、店を開いて33年。妻の松江さんと2人の夫唱婦随で、客の応対に精を出す。

 弘前生れ、1歳から中学まで礼文島の香深育ち。稚内に渡ったのち、札幌に出る。札幌・小樽で寿司職人の見習い修業。その後、東京・長崎・高知などで、料理人としての修業を重ねる。東京の柳橋の割烹店や長崎・円山の料亭「花月」で腕を磨いたのが自慢でもあり、自信ともなっていると言う。

 高知にいた20代の頃、妻の松江さんと知り合った。「ヒグマが見たいというから、北海道に連れてきた」と笑う。小樽に来た松江さんは、阪神タイガースのキャンプ地でもある高知の安芸出身。

 「最初の冬は、雪のない高知から来たので大変だった。えらいところに来てしまったと思ったわよ。買い物に行っても凍った雪道に足を取られ、玉子と豆腐がミキサー状態になってしまって、また買い直しに行ったこともしばしばだったのよ。今でもまだ慣れないのよ」と、小樽の雪を嘆く。

 「小樽がすごく好きで店を開いたが、嫌いなこともある。小樽人は、全国にはいっぱい美味いものがあるのに、なかなか認めないところがある。何が何でもホッケの開きというもんでないよ。その土地土地には、それぞれ美味しいものがあることを知って欲しい」と話す。「小樽の景気が悪くなり、店も最盛期の時より、売り上げが10分の3に落ちてしまった。何とかしてほしいよ」

 33年間の年月を経た店は、居酒屋の雰囲気が染みついており、常連客の笑いが絶えない。「子供はいないし、他にママの変わりもいないから、40年間、ケンカしたこともないし、しようとも思わない」と、夫婦仲の良さが伝わってくる駅前居酒屋のマスター。

焼き鳥・居酒屋「竹八」
小樽市稲穂3-8-14
TEL:0134-23-3379

 6月のベストマスター 2011

堺 秀和 さん マスターを目指す寿司職人

 今月のマスターは、小樽出身で明日のマスターを目指す、「すしざんまい小樽店」の寿司職人・堺秀和(41)さん。

 小樽生れ。色内小・西陵中を経て、北照高へ。高校卒業後、小樽高島の寿司・和食・仕出し「に志づか商店」で、8年間の料理人修業。ここで調理の基礎を教えてもらい、調理師免許を取らせてもらった。

 札幌に出て寿司店に4年。定山渓ホテルや新日本海フェリー、層雲峡のホテルを経て、2つのスーパー銭湯で料理長を務める。

 店内でつけている名札の趣味欄に、スーパー銭湯と書いているのはこの時の経験から。

 「何といっても、独身だった28歳の頃に、札幌のすすきのネオン街を知ったことは、大きなことだった」と、いたずらっぽく話す。定山渓にいた4年前に結婚。相手は同じホテルの同僚で“ビビッ!!”と来た。再婚の奥さんと3人の子持ち。現在3歳の捺七(ナナ)ちゃんに夢中で、ナナちゃんの話になると、デレデレ・メロメロ状態。

 「でも最近、ハートマークが付いたメールが見つかる“メール事件”を起こしてしまい、嫁さんの信頼度を50%減らしてしまった。今までに信頼度が55%だったので、もう後がない」と苦笑い。

 寿司を握りながらの軽妙なトークは、同僚からも一目置かれる存在だ。

 「人生は山あり谷ありだが、自分は谷ばっかり」と言うと、傍らの同僚から「何言ってんの。今、幸せの真最中なくせに」とチャチャが入った。

 各地で磨いた職人の腕を何倍にもしている軽妙トークで、客を楽しませる準?!マスター。

すしざんまい小樽店
小樽市堺町1−3
TEL:0134-23-3185
営業時間:11:00〜朝5:00
定休日:年中無休

 5月のベストマスター 2011

金澤 和洋 マスター

 すし徳(花園1)の二代目大将(41)。

 父親の背中を見て育ち、小学校の卒業文集に、将来の夢は「すし屋」と書いていた。北照高校卒業後、すぐに札幌の寿司屋に住み込みで修業入り。他人の釜 の飯を食べて勉強し、仕事はもとより、仲間との交流から腕を磨いた。

 修業を終えて実家に戻り、父親の隣で寿司を握り始めた。しかし、40年間の父親の経験と、札幌で学んだ自分の技術の違いや、仕事一筋の父親と過ご した時間が短かったことからの戸惑いによって、衝突ばかりだった。

 3年ほど経って、調理師会の付き合いで始めたゴルフが共通の趣味となり、それからは、すっかり親子の衝突はなくなった。そのうちに小樽が観光ブームになり、街は潤い、店も毎日宴会が入るなど大忙しとなった。

 2007(平成19)年8月に父親が亡くなり、母親と店を切り盛りすることになった。小樽の経済不況により、毎日入っていた宴会の数や来客数が減少。若い人に立ち寄ってもらえる店にと、800円で寿司かちらし寿司を食べられるランチを始めたり、食べ歩きイベントに参加するなど、積極的に取り組んでいる。

 「昔の小樽の街は本当に賑わっていた。中学生の時は、ニューギンで100円そばや150円カレーを食べた記憶がある。周りには、豆腐屋や八百屋・ 魚屋が両端に並ぶ市場があって、学校帰りに寄り道した。これからは、若い人たちと一緒にイベントをやって街を活性化させたい」と語る。

すし徳
小樽市花園1-4-23
TEL:0134-22-3457
営業時間:11:00〜20:30ラストオーダー
定休日:水曜日

 4月のベストマスター 2011

藤本 信一 マスター

 サンモール商店街の脇にある明治40年築のレンガ倉庫を改装して、カフェ「canal(カナル)」をオープンしたマスター(54)。

 レンガ倉庫は、福井県三国から北前船に乗って小樽に移住してきた祖父が購入。藤山商店から独立して始めた商店、「北海みやげ」として使用し、この後、 父親が「インテリア和光」として営業した。

 幼少期から、「このレンガの歴史的な建物を生かした仕事をしたかった」という。仕事であちらこちらと飛び回る中、その思いはさらに強くな り、高齢となった母親がインテリア和光を閉店するのを機に、建物を改装。「歴史的な建物を生かした仕事をしたい」を実現させた。

 しかし、「ここで喫茶店をしたかったが、時期が良かったかどうかは難しい。人口が多い時にやれば良かったと後悔することも。冬場は人通りが少なくてきつい。大通 りで上下のバス停留所も近く、場所が良いのに厳しい」と嘆く。

 ただ客を待つだけでなく、店内で絵画展を開くなどして集客に努め、少しずつ常連客も増えてきた。「今後は、2階・3階を画廊や文化教室にしたいと 思っている」

 祖父や両親から引き継いだ、思い出深いレンガの歴史的な建物の有効的活用は、今始まったばかり。

canal (カナル)
小樽市稲穂1-4-13
TEL:0134-23-0110
営業時間:夏(5月〜11月)10:00〜21:00
    :冬(12月〜4月)10:00〜19:00
定休日:祝日(連休の場合は営業)

 3月のベストマスター 2011

井上 政和 マスター

 昨年11月に、花園銀座街と公園通りの交差点角に和風居酒屋「和美 莟(つぼみ)」をオープンしたマスター(38)。

 帯広市出身。幼少の頃から調理人を目指し、高校卒業後、地元ホテルの和食レストランで修業し、4年間下積みを経て、フグ調理を学ぶため函館 へ。その後、「流行の創作料理を学びたい」と、札幌の創作懐石専門店で腕を磨いた。

 帯広のホテルで知り合った小樽出身の志保さん(37)と出会い、結婚。「和食料理人を目指すなら海のある街に」と小樽に移住。朝里川温泉にある宏楽園ホテルで、7年間、副料理長を務めた。

 「やるからには上を目指したい。上に立ってやりたいという願望があった。それがないと技術は向上しない」と、昨年11月、知人に花銀交差点角の現店舗を紹介され、和風居酒屋をオープン。季節の旬な食材を使って、帯広、函館、札幌、小樽で積んだ経験を活かして腕を振るう。

 妻の志保さんと、高1の長男、中2の長女の家族4人で店を切り盛りする。「お客さんが望む単価に合わせて料理を出す。自分のウリばかり出しても商売にはならない」と、低価格で和食料理を提供する。

 「まずはこの店を軌道にのせること。3年、5年、10年と続けていきたい」。家族の温かさが心に安らぎを感じさせる。

和風居酒屋「和美 莟(つぼみ)」
小樽市花園3-2-1
TEL:0134-33-2080
営業時間:11:30〜14:00、17:00〜23:00(土・日・祝日は夜のみ)
定休日:不定休

 2月のベストマスター 2011

山本 貴雄 マスター

 両親が始めた「パブマッキンレー」(花園1)を守る2代目マスター(31)。

 「ホテルマンになりたくて、そのためには英語が必要だと思った」。高校を中退し、知人のゴルフ場やニセコのスキースクールでアルバイトをして 英会話教室の費用を貯めた。

 通い始めた英会話教室の担当教師が、カナダのバンクーバー出身で、現地の写真を見たりするうち、北海道に似た雄大なカナダの自然の魅力に惹かれ1ヶ月間の短期留学。

 帰国後は、カラカミ観光のホテルビジネススクールに通い、朝里クラッセホテルのアルバイトを紹介され、夢のホテルマンとしての道を歩み始めた。この後、ヒルトンや蔵群などで経験を積んだ。

 26歳の時、祖父の体調が悪化したことで、母親が同店を閉めることを決めた。しかし、「20年以上続けている店なのだから俺が引き継ぐ」と、ホテルマンを辞め、2代目マスターとして新たな世界へ進んだ。

 「ギャップを感じたのは言葉遣い。ホテルでは当たり前の敬語が、パブでは堅苦しい。中々くせが抜けなくて大変だった。でも、ホテルマンとしの経験が役に立ったのは、1回カウンターに座ってくれたお客さんの顔は覚えるということ。瞬時にボトルが分かる」

 「親がバブルの時に営業していたので、悪い時代に引き継いだなとみんなにからかわれる。こんな時代だからこそ、花園に来てくれたお客さんには、うちの店だけでなく色々なお店に回ってもらい、何度も足を運んでもらいたい」

 店内には、憧れのカナダやアメリカの旗を飾る。趣味はゴルフで、昨年8年ぶりに店のゴルフコンペを復活させたほど。「ゴルフをすることで人と 人がつながる。うちの店だけがじゃなく、つながった人たちが花園を訪れて、全体の景気が良くなってくれることがベスト」と熱く語る。長身でスタイルの良い若マ スター。

PUB MCKINLEY (パブマッキンレー)
小樽市花園1-11-21
0134-32-5960
営業時間:20:00〜
定休日:月曜日

 1月のベストマスター 2011

後藤 勝寿 マスター

 “もっと若者が出て来る元気な街。活気ある街にしたい”昨年11月、花園のスパルビル裏に居酒屋「花虎」をオープンしたオーナー(48)。

 1921(大正10)年創業の家具製造販売「後藤木工株式会社」の三代目社長。同社は昭和に入って不動産業を始めており、現在、花園のかま栄通りから浮世通りまでの間に持つ不動産の7軒が空き店舗となっている。

 「花園町の景気が良くならないと家賃収入もない。花園には飲み屋のねーちゃんが1,000人くらい働いている。とにかく若い人が花園に集まってくれないといけない。50人くらいの人が入れる安くてうまい店をつくって、若者に花園に来てもらえるようにしたい」と、株式会社GOTを立ち上 げ、同店をオープン。「神に成り損なったゴットが経営する」と苦笑い。

 何か店に特色をつけたかったと、イチオシメニューは手羽先。「焼鳥はどこの店にもあるしなぁとメニューを考えていたところ、昔良く出張に行っていた名古屋の尾張揚げ(手羽先)はビールにも合うし安いから、名物になるかなと思った」

 「まちづくりと言って歩くのは嫌い。自分の店を発展させるには、まず街が活気づかないといけない。若者が街に出て元気な街にしたい。自分で出来ることをコツコツとしていく」と語る。

 別の空き店舗でも店をオープンする計画。今後も花園の街の活気づけのために前へ突き進む。

居酒屋花虎
小樽市花園1-11-17 G5ビル2階
0134-64-5115
営業時間:平日18:00〜02:30、日曜日18:00〜21:30
定休日なし