救急出動約6,800件!業務開始以来過去最高


 1月7日(月)、小樽市消防本部(土田豊和消防長)は、2018(平成30)年中の火災等の発生状況(速報値)について発表した。
 高齢化が進む同市において、65歳以上の救急搬送人員数が、昨年の過去最高を更に上回り、年々増え続けている状況だ。
0117firejirei.jpg 救急出動件数は、昨年より406件増の6,826件となり、1959(昭和34)年業務開始以来、過去最高となった。
 搬送人員数は、昨年より320人増の6,213人で、65歳以上は、昨年より169人増の4,201人で67.6%を占めた。内訳は、急病3,827件・一般負傷1,085件・転院搬送1,072件・交通事故268件・労働災害205件・その他369件。
 救助に関しては、出動件数は、昨年より46件増の150件で、このうち、建物事故による出動は、昨年より17件増の52件、交通事故による出動も12件増の30件だった。
 火災件数については、2017(平成29)年と同数の32件で、1995(平成7)年以降、もっとも少ない火災件数を維持しているが、1月に1名が焼死する火災が発生している。
 火災の種類別では、建物火災25件のうち、全焼2件・半焼4件・部分焼7件・ぼや12件・車両火災2件・その他5件。焼損床面積は797㎡。損害額は32,146千円に及ぶ。
 同本部では、引き続き、火災予防の普及及び啓発を行い、住宅用火災報知機の設置を呼びかけ、防火対象物の実態把握、消防用設備等の点検等を積極的に実施。独居高齢者世帯においては、2月下旬~3月下旬に、各出張所の職員が戸別訪問を予定している。
 小樽市消防本部HP
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