新年の豊漁を願って初セリ! 公設水産市場

 小樽市公設水産地方卸売市場(高島1)の初セリが、1月7日(月)早朝の4:30から行われた。
 初セリ式には、迫(はざま)俊哉市長をはじめ、小樽機船漁業協同組合伊藤保夫代表理事組合長、卸売業者・買受人のほか、市議会正副議長、経済常任委員会委員ら来賓・関係者など合わせて約70人が出席し、3本締めで新年の豊漁を願った。
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 迫市長は、「公設卸売市場は、水産物の適正な価格形成と市民生活の安定、生産者の販路確保の機能を有し、地域経済に重要な役割を果たしている。小樽市にとって水産業、水産加工業は大変重要な産業。しっかり振興に努めていきたい」と挨拶。
 伊藤理事長は、「長年に亘り、漁獲制限・減船など資源管理を行った結果、漁獲量が回復傾向にあり、昨年の水揚金額は前年比で45%アップと健闘したが、魚離れなどの需要減や加工業者の減少など、水産業界の厳しい現状が続いている。小樽の水産業界が発展できるよう、漁業者・流通業者・加工業者が連携し一丸となり、行政の協力も得ながら乗り越えていきたい」と話した。
 時化のため、水揚げの無い寂しい初セリとなったが、昨年はイカの水揚げ増加などのため市場での取扱量が前年比2倍となるなど、関係者からは新年に期待する声が聞かれた。
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