杜のつどい "年末お楽しみ会"


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 小樽市産業会館1階にある、杜のつどい(稲穂2・菊田繁幸会長)は、12月15日(土)11:00から、1年を締めくくる「年末お楽しみ会」を行なった。20名の会員が餅つきなどの準備に協力し、180名が楽しいひと時を過ごした。
 杜のつどいは、高齢者が生きがいを持ち、元気で暮らせるまちづくりを目指し、平成17(2005)年度に創設。パソコン学習会・能力アップ講座・手編みや生花など、49の講座が開講されている。
morinotsudoi5.jpg 開会式で迫俊哉市長は、「日頃から社会と人との繋がりを持つことが大切だと言われているが、皆さんは、学ばれたり体験されたり、とても良いことだと思う。今後、相談を受け付けると聞き、しっかりと支援していきたい」と挨拶した。
 迫市長もスタッフと一緒に参加して、12kgのもち米を杵と臼を使ってつき、会場を和ませていた。会員の大岩邦子さん(80)が、3日間がかりで使った汁粉を昼食に、会員全員で味わった。
 第2・4木曜日に行われている「朗読」のメンバー12名が、年に1度の発表を行ったり、第1水曜日の「みんなで歌おう」でハーモニカを担当している本間正一さんによる演奏会や、社交ダンスやお元気隊の発表もあり、会員は楽しい時間を過ごした。
morinotsudoi6.jpg 朗読を発表した会員の女性は、「声を出すのは良い。皆さんに聞いてもらえて良かった」と満足し、太極拳に通う80代の女性会員は、「太極拳は来られる時だけ参加している。楽しいから続けられる。ケーキを作るスイーツサロンにも参加。今日は楽しい」と話した。
 同つどいでは第3広場が完成し、平成31(2019)年1月5日から、なんでも相談室をスタートさせる。市民の力と知恵を結集して、高齢者が安心して相談・依頼できるネットワーク作りを目指している。日常生活の自立支援や相続・遺言・持家問題等の相談に応じる。
 菊田会長は、「様々な専門職の方々に協力してもらい、相談所を開設する。この町が少しずつでも動き、杜のつどいが、日本のモデルになるのでは」と期待を寄せている。
 杜のつどい
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