靴下カバーで温まって! 杜のつどい


morinotsudoi1.jpg 被災地の人々を元気付けようと、杜のつどいボランティアサークル「陽だまりでしごと」(釜野春代世話人)は、12月7日(金)10:00から、1年かけて作り溜めた手編みの靴下カバー220足を、岩手県盛岡市などの被災地3ヶ所に発送した。
 同サークルは、同つどいの会員が手仕事を楽しむため、釜野さんが世話人となり、月1度、編み物を学んでいる。被災者が喜ぶことはできないかと、2012(平成24)年から寄贈を続けている。
 家事の合間をみては、自分で掲げる目標に向けて、こつこつと制作に励み、受け取った人々の喜ぶ顔を思い浮かべながら頑張っている。
morinotsudoi2.jpg 被災地からは、カバーを履いて喜ぶ写真や、「ありがとう」のメッセージと手作りの手芸品が添えて届けられ、靴下カバーが繋ぐ交流が続いている。
 今回は、NPO法人サンガ岩手盛岡(多須川町)へ100足・石巻仮設開成団地(宮城県)に住む阿部圭子さん宛てに70足、双葉町社会福祉協議会が開くサロン(白河町)へ50足を発送した。
 胆振東部地震後に、同じ北海道に住む被災者を気遣い、10月に厚真に70足を発送済みだ。
 三浦孝子さんは、毎年100足を目標に掲げる頑張り屋さん。今年は時間が取れなかったと言いながらも95足を完成させた。「編み物は楽しいし、このカバーは簡単に編め、毛糸の色を変えたり工夫して編んでいる。もういいよ!と言われるまで続けたい」と話し、来年の分にと、綴じるだけのカバーをすでに5足編んでいる。
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 初参加の阿部さんは、10足を目標に8足を完成。吉田節子さんは40足。様々な毛糸を使い色合を工夫。大木幸子さんは30足と、それぞれに頑張っている。
 釜野さんは、「寄贈先からは、毎年レベルアップしていると感謝の手紙を頂いている。靴下カバーから編む楽しさが伝わって来る。寄附の毛糸を使って楽しみながら編んでいる」と話した。
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