ナホトカで"イキイキ健康体操" 塾長が指導


 ダンスうんどう塾本部(有幌町3)の小林英夫塾長は、10月23日(火)~27日(土)、ロシア・ナホトカ市の5ヶ所で、市民健康づくり対策の一環として、高齢者や障害者等約180名に「イキイキ健康体操」の指導を行い、ボリス・グラドキフ市長やスポーツサークルから感謝状が贈られた。
danceundo1.jpg 30日(火)8:00から、小樽市役所(花園2)市長応接室で、迫(はざま)俊哉市長に、同市での活動と、グラドキフ市長と面識のある迫市長から預かった親書を届けたことも報告。
 1985(昭和60)年、同市から市民友好の船が来樽し、歓迎レセプションで、ダンスを披露した小林氏に、ダンス指導者ナタリア・アンドレーエヴァ氏から同市で開催のダンスコンクールへの招待状が届いたのが始まりで、1990(平成2)年に名誉市民証明書、2000(平成12)年に名誉勲章が贈られ、ダンスを通じて、小樽市とナホトカ市の文化交流と友好関係の強化に寄与、活動は30年以上に渡り続けられている。
 同市に詳しい迫市長は、興味深く今回の活動を聞き、小林氏は、「32年間の同市との活動の中で、市民との交流をメインにしたのは初めて。とても喜んでもらえた」と満足した様子だった。
danceundo2.jpg 認知症予防や介護予防に最適であり、音楽を楽しみながら体を動かす「イキイキ健康体操」の指導が中心のプログラム。また、先進国のほとんどが抱える高齢化社会問題や日本の高齢化が進む実態、何歳まで社会参加できるか、ゴースト血管の仕組みについて講義も行なった。参加者は、健康管理の意識を高めるために、興味深く聞いていたという。
 小林氏は、「これまでのダンス文化の交流がファーストステージで、これからは市民の運動健康にシフトしたセカンドステージ。3月には、スタッフ3名と同市に出かけ、障がい者にも対応した同体操を指導したい」と話した。
 小樽発祥の同体操は、子どもから高齢者まで、すべての市民が、健康ではつらつとして毎日を過ごせるよう、楽しみながらできる。同体操の普及を図り、少子高齢化の今、三世代交流と長寿社会への貢献を目的として、小林氏をはじめ、同塾講師が、広く指導普及活動に尽力している。
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