未来創造の小田中君 後志地区生活体験発表会優勝


 北海道小樽未来創造高等学校(最上)定時制課程4年・小田中智哉君(19)は、9月11日(火)に留寿都高等学校で開催の、第62回後志地区高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会で、「友人との出会い」についてスピーチ。見事優勝を掴み全道大会への切符を手にした。
 小田中君は、「自信はなかった。やるからには優勝したいという思いはあったが、びっくりした。中学生からの内気な性格を克服するために、生徒会で頑張ってきた結果が現れ嬉しい」と話した。
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 前身の小樽工業高校定時制高校でも暫く優勝はなく、20数年ぶりの快挙。4月開校の未来創造高校にとっては、記念のスタートとなり喜んでいる。
 同大会は、全国の定時制および通信制高等学校に学ぶ生徒が学校生活を通じ、感じて学んだ貴重な体験を発表し、多くの人に感動と励ましを与えることを目的とする伝統ある大会で、昨年の平成29(2017)年度の第61回目は小樽工業高等学校で同大会を開催している。
 小田中君は小樽育ち。人前で話すのが苦手だったが、中学校3年間に生徒会副会長を務め、高校でも生徒会入りし、4年生で会長を務めた。今年3月の閉校記念式典で、全日制生徒会長と共に感謝の言葉をステージ上で述べている。
 昨年の同校開催の後志地区大会発表を聞く中で、自分には出来事など何もなく、自慢できることもなく、平凡な毎日だったが、友達ができて変われた・友達の大切さを伝えたいと、同大会への出場を決めた。400字原稿用紙5枚に思いを綴り、国語の先生にアドバイスを受けて書き直し、7分以内でスピーチできるよう何度も練習した。
 同大会では5名が出場。順番の抽選で一番最後となった小田中君は、緊張しながらも、後々の生きる経験と自分を励ましたという。
 札幌市民ホールで、10月10日(水)開催の全道大会では、道内各地区代表の12名が集い、「未来創造の名前を知ってもらいたい。優勝する気持ちで挑みたい」と意気込む。
 全道大会優勝者1名と優秀賞1名は、東京開催の全国大会へ出場できる。
 北海道小樽未来創造高等学校定時制課程
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