改造進むDIYプロジェクト! 勤労青少年ホーム


DIYhome1.jpg 小樽市勤労青少年ホーム(緑1・山本真由美館長)1階ロビーを、若者が気軽に集えるコミュニティスペースに改装しようと、DIYプロジェクトを立ち上げ、9月29日(土)の文化祭までの完成を目指し、急ピッチに作業が進められている。
 同ホームは、市内在住または、通学・通勤している15歳から35歳を対象に、余暇を楽しく有意義に過ごしてもらうために、昭和43(1968)年に開館。今年で50周年を迎え、初めてのロビー大改装を行っている。
 同プロジェクトは、2月24日(土)に、第1回目のワークショップでスタート。5月から改装を行い、現在、約50名がプロジェクトに参加している。
DIYhome2.jpg 建築会社に勤務している人など、それぞれに得意な分野を担当し、テーマは「ナチュラルカントリー」。手作業でこつこつと改装を始めた。
 閉校した緑小学校で使われていた食器棚を運び、ホワイトとネイビーに塗り替え、喫茶カウンターに設置。カウンターの下には、廃材に色を塗って貼り付け、カントリーの雰囲気を作り上げた。
 事務所ドアの上の壁や柱には、お知らせなど書き込めるよう黒板シートを貼り、柱には、チラシなどを掲示できるようにマグネットボードの部分も作った。
 8月25日(土)は約10名が集まり、畳スペースを絨毯に改造し寛げる空間にするために協力。本棚も手作りし、木目を残すように専用のワックスを塗って着色するなど、DIYのアイディアや知識を出し合った。自主的に動けるようになり、同じ目標に向かってチームワークができ、絆も深まったという。
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 南部真人さんは、「楽しいことをしようと結成した若者ビレッジの月1度の打合せで、この場所を使い、おしゃれにならないかと課長から声がかかりメンバーも同感。札幌のカフェなどを見て回り参考にした。友達作りに気軽に見に来てもらいたい」と参加を呼び掛けた。
 9月29日(土)の50周年記念も併せた文化祭に、改装したロビーを初披露し、潮陵高校放送局による、DIYプロジェクト、ビフォーアフターの動画を放送する予定。
 現在、バレーやバトミントンなど13のクラブ活動や市主催のアロマやいけばな講座など、年11回のやんぐすくーる、ホーム指導員と利用者が協働で企画運営する講座やイベントなどが、年間50回開かれている。
 勤労青少年ホームDIYプロジェクト
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