インテリア小売業大手の株式会社ニトリ(札幌市北区・代表取締役社長兼COO白井俊之)では、平磯岬の高台に立つ高級旅館「銀鱗荘」(桜1)の所有権を、株式会社銀鱗荘及び東名観光開発株式会社から取得。
8月20日(月)付で、同施設の運営を同社子会社ニトリパブリック(札幌)で行うと発表した。
同社が、宿泊施設を運営するのは初めてで、担当者は、「小樽芸術村を含めた小樽エリアの振興に貢献したい」と話す。
同施設は、北海道文化財百選に選ばれた、日本でただひとつの温泉付宿泊施設の鰊御殿で、小樽のシンボル的存在。
余市の大網元・猪俣安之丞氏が、1873(明治6)年に余市に建造した個人邸宅が始まりで、1938(昭和13)年に現在の場所に移築され、翌年に、料亭旅館として創業。「銀鱗荘」と命名された。
1986(昭和61年)以降に大規模改修を行い、日本海を見下ろす裏庭に、露天の岩風呂を新設。「平磯温泉」として小樽の観光施設として、国内外から多くの人に利用されている。
本館・新館併せて18室、和食会席と本格フランス料理を提供。宿泊料金(2名1室利用1泊夕朝食付1名料金)は、本館2階洋室34,710円~新館特別室129,750円(消費税及び入浴税込)。
◎「銀鱗荘」事業継承についてのご案内
◎銀鱗荘