一檣会展 一管OB4名の力作29点


issouten1.jpg 第一管区海上保安部のOBが集まる、第46回一檣会展(三部正雄代表)が、8月8日(水)から12日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で開かれている。
 現役職員の転勤により会員が減少。今回は、札幌・小樽のOB4名の油彩・水彩画29点を展示している。
 昭和48(1973)年、第一管区海上保安部において、亡き藤田勇一氏を講師に、10名の職員で絵画同好会を設立した。同会の会名は、会員の公募により、第一管区の”一”と船のマストを表す”檣”を合わせ、マストのように天に向かって伸びようとの心意気が込められている。
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 風景画を得意とする創立会員の三部さんは、新緑の賀老の滝・初雪の札幌湖・羊蹄山などを発表。いつでも天気が味方してくれるそうだ。
 札幌在住の末広孝吉さんは、透明水彩絵具を使ってイラスト風に描く作風で、タイトルにもこだわっている。
 そらまめには「かたらい」とタイトルをつけ、アスパラには「育ち盛り」、さやえんどうには「輪になって」など、見る人を和ませてくれる。
issouten3.jpg 紅一点の村上眞智子さんの作品のいきいきとした独特の色使いは、シャンソンを歌いながら描いた。
 宮内健さんは、祝津海岸や勝納川の鉄橋など、小樽を中心に描いた作品10点を出展。どれも優しい色使いで丁寧に描かれている。
 三部さんは「46回続き、OBが集まって個性ある作品を発表。ぜひ見ていただきたい」と話した。
 第46回一檣会展 8月8日(水)~12日(日)10:00~17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内)1階市民ギャラリー2・入場無料
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