8分野264点! OSS美術展


 小樽しりべしシニアネット(OSS・斉藤博会長)は、7月20日(金)~22日(日)、市立小樽美術館(色内1)1階ギャラリーを貸切り、美術展を開催。日頃の成果を発表している。
 「支えあい・学び合い・つながり合い」をモットーに、元気が一番を合言葉に、現在、51歳から89歳まで125名の会員が在籍している。
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 今回の美術展では、絵画・版画・書・手工芸・写真・パソコンアート・フォトムービー・文芸の8つの分野の264点を一堂に展示。
 スキルを持った会員が講師となり、各分野で指導。初めての人も刺激されて上達し、会員の向上心が詰まっている作品ばかりだ。
 同館多目的ギャラリーには、デジカメクラブ(今井譲部長)会員のA4にプリントされた渾身の76作品が並んでいる。撮影会やテーマを決めて写真を持ち寄り、情報交換している。
 写真を繋げて、タイトルやキャプションを入れ、写真をスライドさせて組み合わせたりと、会員は夢中で制作に励んでいる。今回は、加工ソフトで芸術的に仕上げるパソコンアートのほか、13名の物語が詰まったフォトムービー作品を上映している。
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 写真に俳句を添えるフォト作品を出展した山吹和康さんは、「親と子の心通わすシャボン玉」の句を添え、孫と曾孫の親子の仲睦ましい様子を表した。
 佐藤和春実行委員長は、デジタルクラブに入部し講師も務め、「ひたすら写真を写し、皆さん上手になった。切磋琢磨している。フォトムービーは、見せるストーリーを考え、旅の記録や夏まつり・花火など、動画とは違った雰囲気を楽しむことができる」と話す。
 手先の器用な会員が集まる手工芸(笹田和子部長)は、例会で作成した刺し子・毛糸の帽子・巾着・通院ケース・変形エプロン、着物からリメイクしたブラウスやコート・ワンピース、粘土細工等を展示している。
ossart3.jpg 川内恒子さんは、アイディアを仕入れては伝授している会員の1人で、夏糸でベレー帽とミニストールを、和紙で手作りしたスタンドに飾り、注目を集めた。
 版画を始めて10年の斉藤会長は、「仲間がひとつになって、大きな支えとなる美術展。ぜひ、市民の方々にもパシュート(スケートの種目)のような会員同士の繋がりを見てもらいたい」と話した。
 会場では、実習コーナーを開設し、20日は「写真入りクリアファイル作成」を、21日(土)は「紙テープで星型のストラップ作成」を、どちらも13:00から16:00まで開いている。
 現在、会員募集で、詳しくは小樽しりべしシニアネットへ。
 第12回OSS美術展 7月20日(金)~22日(日)10:00~17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階ギャラリー 入場無料
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