森井市長法的根拠示せず! 議会空転続く


 小樽市議会(鈴木喜明議長)第2回定例会の予算特別委員会(佐々木秩委員長)は、19日(火)に中断したまま、まる2日間経過した21日(木)も再開されなかった。
0621council.jpg 森井秀明市長の辻立ちで使用しているのぼり旗が、「公職選挙法に抵触する」と市選挙管理委員会(選管)から注意を受けているにも関わらず、市長は、「選管の法解釈が、自分の法解釈と違う」「インターネットでは、全国で他の議員も氏名だけののぼり旗を掲げた姿を発信しているのは、法的根拠があるはず」といった主張で反論し、選管の注意に従おうとしない態度が原因で、同委員会が止まっている。
 市総務課では、市長の主張に該当する政治家等に聞き取り調査を行っており、「調査結果はまとまった」が、市長と法的根拠の調整を行うのに時間を要するため、21日も同委員会は再開を見合わせざるを得ない状況となった。
 19日に質問を行った公明党・秋元智憲議員は、選管からの注意に従うことを森井市長に求めただけだが、「選管の注意は納得できない」とする市長は、選挙を管理する独立機関に対峙する強硬な態度で、法的根拠を示さなければならない責任を自ら負う状況になっている。
 しかし、森井市長は、その法的根拠を示せないままで、議会は空転に次ぐ空転を続けている。
 関連記事1 関連記事2 関連記事3
 関連記事4 関連記事5