アイアンホース号の線路を歩く 総合博物館 (2018/06/09)


 小樽市総合博物館(手宮1)は、蒸気機関車アイアンホース号をもっと知ってもらおうと、復活応援イベント「アイアンホース号の線路を歩こう!」が、6月9日(土)10:00から11:00過ぎまで行われた。

linewalking1.jpg 担当の大鐘卓哉学芸員と機関士の案内で、アイアンホース号の復活を見守る市民が参加し、往復400mの線路を歩きながら、運行に必要な機械等の説明や動く転車台を体験した。

 同館人気の同号は、昨年10月に故障が見つかり、大阪の工場で修理中のため運休となっている。

 その修理費の一部を集めるクラウドファンディング「鉄道発祥の地小樽に再び蒸気機関車の汽笛を鳴らそう!」を実施中で、その応援プロジェクトとして、運休期間中を活用して、普段と違った面を紹介しようと、転車台に乗る企画等を実施している。

 同号は、1996(平成8)年から小樽交通記念館で運行が開始され、2007(平成19)年に小樽市総合博物館に引き継がれて構内の運行が継続。
linewalking3.jpg2009(平成21)年に生誕100年となり、これまで多くの人を乗せて運行し親しまれてきた。一般市民が専用線路を歩くのは、初めての企画となる。

 同号のレール幅は、日本の在来線規格の1,067mmに比べて、914mmと狭いのが特徴で、転車台には、国鉄時代のレールと一緒に並び狭いのが分かる。レールの高さは、旧手宮線に敷かれるレールよりも高く、国鉄時代の特急の走行に対応できるほどの高さとなる。

 踏切制御装置のコンタクターと呼ばれる装置はレール横に設置され、アイアンホース号が走行するとスイッチが入り、踏切の警報機と遮断機が作動し、信号機が赤から青に変わる仕組みとなっている。

linewalking2.jpg また、進路を転換するポイントの仕組みも解説し、通常は自動で動くが、機関士による手動での操作も見学した。

 乗車中には気付かない唯一の鉄橋「思川鉄橋」を歩いて渡り、手宮駅では、転車台の仕組みの解説を聞き、回る転車台を体験し、中央駅まで歩いて戻った。

 今回特別に、展示中のカブース(同号の車掌車)の内部を公開。アメリカから輸入されたもので、内部は板張りで床にはカーペットが敷かれている。監視窓から外の景色を体験した。

linewalking4.jpg 50代の女性は、「何度も乗っているアイアンホース号の線路を歩いてみて、奥が深くてびっくり。コンタクターなど、きめ細かく運行が滞りなくできるように計算して作られている。アイアンホース号が運休で、やっぱり寂しい。汽笛が聴きたい。戻ってくるのが楽しみ」と話した。

 6月24日(日)14:00からミュージアムラウンジで、担当の伊藤公裕学芸員がアイアンホース号の修理について語る。同号は、当初の予定通り7月中旬に戻り、夏休みには運行開始を予定している。

 蒸気機関車アイアンホース号

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