水彩画家 笹川誠吉遺作展 (2018/05/31)

sasagawa1.jpg 小樽の水彩画の普及発展に多大な貢献をした笹川誠吉氏の遺作展が、5月30日(水)から6月3日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開催している。

 昨年12月14日に自宅で倒れ、意識が戻ることなく、今年1月1日に亡くなった。

 同氏は、1936年東京に生まれ、小樽緑陵高校(現小樽商業高校)・教育大学札幌校を卒業して、小中学校の教員となる。長年、小樽成人学校・はつらつ講座の水彩画講師を務め、小樽市文化団体協議会理事、市展運営委員長を歴任し、6代目の小樽水彩画協会会長を務め、文化・芸術の振興に尽力してきた。

 同氏の作風は、水彩画であっても、しっかりとした濃厚な色彩が特徴。運河や歴史ある世界遺産を中心に、海外で取材して作品づくりに励んでいた。

sasagawa2.jpg 2002(平成14)年5月に同館で初個展を開き、2013(平成25)年に喜寿を祝い、2回目の個展を開く。個展ごとに制作したが画集も会場で観ることができる。

 3回目の個展を準備していた思いを、息子の彰さん達が引継ぎ、厳冬期の小樽運河を好み何度も描いた運河の冬景色、イタリアやチュニジアでの思い出の作品など45点を展示している。

 中でも、案内状にも使われた絶筆となるアイヌの男性を描いた作品(2017年11月)は、3年前からアイヌをモチーフに描いていたという。これまでとは違った挑戦を感じる作品だ。

 平成29(2017)年度小樽市文化功労者にも表彰され、盾と並ぶ写真からも、生前の同氏が思い出される。

sasagawa3.jpg 2回目の個展の時に、「小樽運河では、冬の風景しか描かない、寒々とした運河の風景から春を待ちわびる小樽市民の気持ちを込めて描いている」と話していた。

 家族が持っているよりもと、気に入った絵があれば、飾ってもらいたいとプレゼントしている。額装して展示しているものは、会期終了後に、それ以外は持ち帰ることができる。

 彰さんは、「最後の作品展となり、ぜひ観ていただきたい」と話した。

 会期中は、彰さんをはじめ、親族が在廊し、質問などに応じてくれる。

 笹川誠吉遺作展 5月30日(水)〜6月3日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー・入場無料

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