商大飲酒事故から6年 癒せぬ深い悲しみ (2018/05/07)


 小樽商科大学(緑3・和田健夫学長)は、5月7日(月)12:15から同大学体育館・追悼の碑前で、2012(平成24)年5月7日に発生した飲酒事故により亡くなった学生の追悼式を挙行し、遺族をはじめ、和田学長、鈴木・江頭両副学長、学校関係者や学生有志約100名が出席し、飲酒事故再発防止への誓いを新たにした。

 追悼の碑は、痛ましい事故の2年後の2014(平成26)年4月に建立し、「飲酒により死亡事故を起こしたことに、哀悼の意を捧げるとともに、事故の反省と教訓を深く心に留め、二度と事故がおこらないように」と刻まれている。"5月7日"を、故人の追悼と飲酒事故防止を誓う日と定め、毎年追悼式を実施している。今年で6年が過ぎた。
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 和田学長は、「入学して僅か1ヶ月で人生を閉じた故人の無念さ、ご両親の深い悲しみに思いを馳せ、謹んで哀悼の意を捧げる。飲酒は時と場合によっては、死と隣り合わせの行為。本日、再確認し、無関心であることを強く戒める。飲酒事故は防ぐことができなかったことを深く反省し、この誓いの碑の前で、2度と起こさないことを誓う」と述べた。

 学生を代表して学生自治会・九谷寛人会長(3年)は、「飲酒事故から6年が経ち、あの事故で青春を謳歌するはずであった大切な先輩を失った。それ以来、学生の間でも事故の再発防止に努めてきた。当時の事故を知る学生は少なくなったが、事故が起きてしまったこと、事故を繰り返してはいけないことを、先輩から後輩へ今も語り継がれている。このことを私達は忘れずに、これからも戒めていく。そして今日、この碑の前で、改めて飲酒事故の再発防止に努めていくこと」を誓った。

 誓いの碑に、和田学長から献花し、両親、友人と続いた。その後、参列者全員で黙祷し、亡くなった学生に哀悼の意を捧げた。

 遺族は、「6年が経つが、息子を失った気持ちは、年月が経つと薄れるのかと、早く年月が経てばいいと、亡くした頃は思っていたが、何年経っても悲しみは薄れることなく、逆に元気だったら働いているのか、同じ年頃の男の子を見ると、頑張って働いているんだろうなどと思い、何年経っても悲しみは無くならないことが6年経って分かった。
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 終わりのない罰ゲームをしているような気持ち。いつになったら罰ゲームが終わるのかと、時々、子どもに話しかける。6年前の5月7日がなければ、私達親子はどんなに良かったのかと思うが、どうすることもできない。過ちはやり直すことができるが、亡くなったらやり直すことができない。何もしてあげられない。

 お酒は本当に怖い。飲み方を間違えると凶器になってしまう。恐ろしい酒の飲ませ方をする場所が無くなれば良いと思う。こんなくだらないことで命を落す人がいなくなってほしい。息子にしてやりたかったことが沢山あるが、遺影に向かって親より先に死ぬなんて親不幸だねと話している。せっかく素敵な町小樽なのに、嫌な大きな思い出が出来てしまい残念」と悲しみを語った。

 また、「親よりも子どもが先に亡くなることを経験し、ものすごい辛い思いをしている。学生の皆さんの親にも、そのような思いをさせないように」と涙ながらに話した。

 飲酒死亡事故は、2012(平成24)年5月7日に同大学アメリカンフットボール部の部員が、大学内のグランドで、バーベキューパーティを行なった際に、新入生を含む9名の学生が急性アルコール中毒となり、病院に搬送された。そのうち、新入部員だった1年生の男子学生(19)が5月24日に死亡。部員50人を無期停学などの懲戒処分、同年7月に同部を廃部にした。

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