あしなが募金に協力を!道内6ヶ所で開催


 第96回あしなが学生募金が、4月21日(土)に道内6ヶ所(小樽・札幌2ヶ所・旭川・北見・函館)で一斉に始まり、小樽では、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで開かれ、双葉・桜陽・潮陵高校の学生や事務局の学生ら9名が整列して、買い物客へ募金の協力を求めた。
 あしなが学生募金は、1970(昭和45)年、秋田大学の学生の呼びかけで交通遺児支援から始まり、48年間、約10万人の遺児たちの進学を支援してきた。
ashinagabokin.jpg 会場では、貧困の現状を訴え、あしなが学生募金の存在をひとりでも多くの人に認知してもらい、募金活動への協力を募った。
 昨年10月末に開かれた前回・第95回は、道内5都市で約480万円が、小樽では約38万円が集まった。
 今回は、約40万円を目標に、21日(土)・22日(日)・28日(土)・29日(日)の4日間、10:00から18:00まで延べ30名のボランティアが交代で参加する予定だ。
 集められた募金は、病気・災害、自死遺児や親が障害を持つ子ども達の就学支援金と、アフリカ・サブサハラ以南49ヶ国の遺児が高等教育を受けるための奨学金として使われる。
 2018(平成30)年4月から、一部返還の必要がない貸与・給付型奨学金制度を新設。高校生に2万円、大学生に3万円を毎月給付する。なお一層の街頭募金での協力が必要となる。
 小樽拠点責任者の橘紗理奈さん(札幌保険医療大学2年)は、「給付型の奨学金制度が導入され、多くの人が奨学金を申し込むようになり、みんな制度が受けられるように、募金の協力を呼び掛けた。高校や大学へ進学したい人は奨学金を利用して進学してもらいたい」と話した。
 双葉高校2年・長谷川翔也君は、「いろいろな人が寄付をしてくれて、小樽の人は優しいと思った。今後も出来る限り協力したい」と話し、通行人へ協力を呼び掛けていた。
 あしなが学生募金
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