亡き師の教えを胸に!白水会水彩画展


hakusuikai1.jpg 女性ばかり11名が集う白水会の年に1度の集大成を発表する、白水会水彩画展が、
4月18日(水)から市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで始まった。
 帯広・札幌・小樽在住の60〜80代の11名が、お気に入りのF6~40号の水彩画3点ずつを発表した。
 花が好きな人・抽象画に取り組む人・風景を描きたい人など、様々な画題で個性を生かした作品が並んでいる。
hakusuikai2.jpg 同会は、成人学校で学ぶ学生が終了後も続けたいと、勤労女性センター(花園2)を会場に水彩画教室を開設。水彩画家の故白江正夫氏が講師となり、白い画用紙の「白」と水彩画の「水」、水曜日に教室が開催されていたことで「白水会」と命名された。
 現在も、白江氏の教えを胸に「白水会水彩画展」として年に1度開催。今年で7年目を迎えた。この展示会を励みに、月2回生涯学習プラザ(富岡1)に集まり、絵を描く楽しみを忘れずに活動している。
 白江氏は、すべてにおいて公平を勧め、尊重しながら絵画らしいしっかりとした色使いを指導。その教えを胸に腕を磨いている。
hakusuikai3.jpg 今回代表を務める清水東亜子さんに水彩画の魅力を尋ねると、「取り掛かりやすく、透明感があり、重ね塗りをすると色に深みが生まれ、油彩に負けない絵の厚みがある」と話す。
 今回の作品については、「小樽に生まれ育ち、毎年小樽を描いている。今回は、駅から海に続いている珍しい風景や水天宮からフェリー乗り場、冬の風景の3点を発表した。小樽をもっとアピールしたい。良い瞬間を大切に描き留めたい」と話す。
 帯広に住む谷内麗子さんは、小樽とは違った風景を楽しませてくれている。亀田アヤ子さんは、F40号に花の表情を豊かに表現した3点。川田富美世さんは、蘭島海岸や残雪の手稲山など風景画を丁寧に描き発表している。
 「それぞれに特徴があり、良い所も沢山ある。そういう所を観ていただきたい」とPRした。
 第7回白水会水彩画展 4月18日(水)〜22日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー 入場無料
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