ゴマフアザラシのモンコ出産! おたる水族館



 おたる水族館(祝津3)のゴマフアザラシのモンコ(32)は、3回目の妊娠で、3月26日(月)6:25、当直職員により出産を確認。春の出産シーズンが到来した。
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 父アサオ(17)との間に生まれた赤ちゃんの性別はオス。体重9.65kg・体長77cmで、母子共に元気。出産後の8:30に最初の哺乳を確認している。
 27日(火)は、モンコが哺乳している姿も数回見られ、今のところ順調に経過している。
 母性愛の強いモンコは、赤ちゃんを守るために、話し声にも興奮するため、安心して哺乳できるよう、ロープを張って観覧場所を一部制限している。
 また、ペンギンの海まで散歩のコースと重なるため、一時コースを短縮して実施している。
gomachan2.jpg 角川雅俊獣医師は、「2月にモンコの様子から、出産が早いのではと気を揉んでいたが、通常通りの出産で良かった。今のところ安定しているが、充分におっぱいを飲み、順調な成長を看るまでは油断できない。気を緩めずに看ていきたい」と話した。
 ゴマフアザラシの赤ちゃんは、銀白色の体毛が特色で、2~3週間ほどでゴマ模様に生え変わる。
 観覧制限がとけるまで、遠くからの観察となるが、可愛い赤ちゃんの姿を観ることができる。現在妊娠中のゴマフアザラシのワカメは、今回初産となる。
 ゴマフアザラシの赤ちゃんが生まれました