うんがかんのひなまつり!小樽の雛人形を展示


ungahina.jpg 女の子の健やかな成長を願う年中行事、3月3日の雛祭りに合わせ、小樽市総合博物館(色内2)運河館では、江戸末期から昭和30年代までの約10組の雛人形の展示が、2月21日(水)から始まった。
 復元された明治時代の商家を再現した展示スペースに、明治末期の御殿飾りや戦前、戦後のひな壇飾りが豪華に並んだ。
 見所のひとつ、戦前の段飾りには、どのように飾っていたかを知る当時の写真が添えられ、使用状況が分かり、雛道具やおとぎ話の浦島太郎や舌切り雀の添え人形も当時と同じように飾った。
tanakabina.jpg 豪華な衣装と気品ある顔立ちの江戸末期(約200年前)の内裏様や、展示ケースの中には、昭和初期の陶器製の豆雛や木製の立雛、昭和13年の立雛「武運長久雛」には、男雛に「出征」、女雛に「国防」と書かれ、お馴染みの元禄(17世紀末)と思われる五人囃は、市内でもっとも古い雛人形だ。
 同館学芸員は、「新旧様々な形の雛人形が並び、3月3日のうんがかんのひなまつりには、一緒にお祝いしてもらいたい」と話した。
 うんがかんのひなまつり 3月3日(土)10:30〜12:00・13:00〜14:30
 着物の着付けと記念写真撮影・茶道体験を実施
 雛人形の展示は3月5日(月)まで 中学生以下無料
 田中酒造本店(色内3)1階では、3月4日(日)まで雛まつりを行い、昭和初期の市民寄贈の大小様々雛人形や木目込み人形・和紙人形・たまご雛・立ち雛・つるし雛など、合わせて約200体の雛人形を展示し、来店者を楽しませている。
 同店亀甲蔵(信香町2)2階ホールでも雛人形を展示し、琴の演奏会を24日(土)と25日(日)の13:00から実施する。
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