大きな雪だまるを作ろう!市総合博物館



 小樽市総合博物館(手宮1)の企画展「小樽冬色グラフィティ」に関連して、「大きな雪だまるを作ろう!」が、1月20日(土)・21日(日)の13:00から15:00まで、同館屋外フィールドで開かれた。
snowman1.jpg 同企画展では、小樽の明治から昭和にかけての懐かしい冬の情景やイベントについて、旧市立北手宮小学校雪まつり資料館の所蔵資料と同館所蔵資料を合わせ、約150点を展示している。
 2016(平成28)年3月末で閉校した同校では、1935(昭和10)年から始まった伝統行事の雪まつりを毎年開催していた。雪像作りを取り入れた「雪まつり」の基礎を築いた歴史があり、64年間受け継ぎ守ってきた。
snowman2.jpg 当時の雪まつりに思いを馳せ、閉校後の初めての行事となり、大人達にも力が入った。リラの会(旧同校雪まつり資料館運営委員会)の戸内廣会長をはじめ、同校閉校時の柴田眞公子校長・朝日武PTA会長と、雪像作りを体験した地域住民と子ども達が、2日間でのべ80名ほど参加。直径4m・高さ2.5mの巨大雪だまる2基と、幅3m・長さ15mの滑り台を完成させた。
 2日目の21日は、氷点下の厳しい寒さの中、約40名が参加して雪だるま作りを体験。雪を運び、盛って削って、雪だるまの形に仕上げた。近所に住む3歳の男の子は母親と参加し、積極的に雪を入れり運んだり楽しんだ。最後に炭で目や口をつけ、スコップを手に見立てた大きな雪だるまを完成させた。
snowman3.jpg 小鷹梨真さん(5歳)は、兄の優爾君(小1)と母親と参加し、完成した雪だるまを見て「可愛い。滑り台も怖くなかった」と話し、何度も滑り台を楽しんでいた。
 戸内会長は、「子ども達が雪と戯れ良かった。自然の中で遊びを通じて、友達や仲間ができる。今回は、まだテスト段階だと思うが、今後のきっかけとなればありがたい」と喜んだ。
 長年、重機を使い雪像づくり等の土台づくりに尽力してきた浅野建設社長は、「北手宮小学校の雪まつりを懐かしみながら、子ども達にも楽しんでもらいたい」と話した。
 完成した滑り台は残し、今後も活用する予定だ。
 関連記事1
 関連記事2
 関連記事3