「小樽写真散歩」by akemi iwata《なえぼ公園のリス》



 新年が明けて半月が過ぎた1月16日(火)、長橋なえぼ公園(幸1)のエゾリスに会いに行ってきた。
 暫く行っていなかったので、空振りでも仕方ないと思っていたが、ほぼ毎日、リスの撮影を楽しんでいる市内在住の写真愛好家・大湯崇夫さんのお陰で、約2m以内に大接近するエゾリスを撮影することができた。


 こんな至近距離でのリスは初めて。動きが機敏なリスをカメラで追いかけるのは大変。ピンボケやら画面に溢れるやらで、ボツ写真が多かったが、500枚近くシャッターを切った。成功した写真は数枚だけ。
 動画も撮影しようとカメラを取り出した。雪原を360度走り回るリスを捉えるのは難しいけれど、愛くるしい表情が可愛らしくて、夢中で撮影した。



 大好物の胡桃を小さな手で持ちカリカリと音を立てて食べたり、雪の中や木の枝分かれした部分に胡桃を隠したり、隠した胡桃を掘り起こしたり、忙しく動き回る。
 寒さから身を守るための毛はふさふさで、体長22〜27cm、尻尾は16〜20cm。
 大湯さんの話によると、現在、同公園内には8匹のエゾリスが生息し、ほとんどが単独行動。2月から3月にかけては繁殖期となり、オスがメスを追いかける様子が見られるという。今日登場したエゾリスは、昨年生まれた子どもで警戒心が強い。


 エゾリスだけではなく、アカゲラやカワセミ、滞在時間が短い渡り鳥なども運が良ければ遭遇できるそうだ。