新たな気持ちで!消防出初式に約500名



 平成30(2018)年小樽市消防出初式が、1月7日(日)10:00からセントラルタウン都通りで分列行進と、10:30から市民センターマリンホールで表彰式が開かれ、消防職員・消防団員・来賓ら約500名が参加した。
 出初式は新年恒例行事のひとつで、消防団員が新年最初に行う演習の儀式で、制服姿の消防職員128名、18分団の消防団員318名(女性団員46名)が、都通りを消防行進曲に合わせて分列行進し、市長をはじめ、来賓がその様子を観閲した。
 市民の防火・防災意識を高め、安全を祈願して、団員達は胸を張って力強く行進した。
dezomeshiki1.jpg 今回、昨年の12月25日から小樽消防署(勝町10)に配備された、泡消化放水システムなど幅広く活動できる多機能な13mブーム放水塔付多目的消防ポンプ自動車と、手宮出張所に配備された救急救命士が認められた医療行為を行うことができる高機能救急車も行進に参加し、お披露目された。
 引き続き、市民センターに移動して表彰式が開かれ、長年に渡る功績を称えた市長表彰では、40年務めた第4分団・後藤龍太郎副分団長、消防長表彰では協力者表彰に、小樽市防火クラブ連絡協議会副会長・桂岡町会女性防火クラブ・池田光恵さん、優良消防職員に5名が表彰された。
 消防団長からは、優良消防団員8名を表彰し、北海道消防協会長表彰では、功績者3名と特別功績章1名が受賞した。
dezomeshiki2.jpg 土田和豊消防長は、「安心安全な小樽、災害に強い小樽を作るため、これまで以上に消防団員との連携を強化し、地域防災力の向上に全力で取り組んでまいりたいと、新しい年を迎えるにあたり、思いを新たにした」と挨拶した。
 山田國雄消防団長は、「地域防災のリーダーとして消防団員が積極的に参加し、町会と連携を図ることが重要だと考える。さらに、あらゆる災害にも対応できる知識と技術、気力・体力の向上に努め、地域に住民の信頼と負託に答えなけらばならない」と謝辞を述べた。
 受賞者を代表して小樽市消防団第8分団・大森誉分団長は、「30年勤続での受賞は、大変光栄で身の引き締まる思い。30年間地域のために奉仕する消防団の一員として多くの皆さんに支えられながら、困難を乗り越え今日まで活動してきた。先輩が築き上げた消防団の伝統を継承し、地域防災の要である消防団の重要性を自覚し、市民の安心安全な暮らしを守るために今度も努力を続けたい」と決意を新たにした。
 小樽市消防本部HP
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