炎天寺一茶まつり俳句大会 市内小学生7名入選


 平成29(2017)年11月23日(木)開催の炎天寺一茶まつり全国小中学生俳句大会で、市内の4年生から6年生の7名が入選するという好成績を収めた。
 その報告会が、12月27日(水)17:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で開かれ、入選者7名全員が出席。自己紹介と入選した句を読んで市長に聴かせた。
 江戸時代を代表する俳諧師のひとり、小林一茶の代表作「やせ蛙負けるな一茶是にあり」などの句碑がある炎天寺は、一茶まつり全国小中学生俳句大会を開催して56回目を迎えた。これまで約695万句の応募があり、19万余句の入賞句を数えた。
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 全国の小中学生を対象に、創作した未発表作品1人1句を募集し、11月中旬に入賞者に連絡。11月23日の一茶まつりで表彰式を実施している。都道府県ごとに小学生と中学生に分かれ、特選・秀逸・入選を選ぶ。
 56回目の今回は、小学生の部の特選に、潮見台小学校5年・大西瑛達君の作品「海水浴つばさの形にかわがむけ」が選ばれ、東京都議会長賞も合わせて受賞。
 初応募で特選を受賞した大西君は、「海水浴の思い出を俳句にした。日焼けした背中を母親が見て、翼の形みたいになっていたと聞いた。受賞してびっくりしたが嬉しい。自信がついた」と喜んだ。
 秀逸には、銭函小学校5年・大西花歩さんの作品「あじさいは庭で輝く一等星」が選らばれた。
 また、入選10点のうち、半数を占める市内小学生5名が受賞。小樽っ子が大健闘した。
 3回目の応募の潮見台小学校6年・柳谷分水君は、小学3年の時にも入選を受賞しており、今回2回目となった。オホーツクの流氷を見て綺麗だと思い「海こおりきれいなガラスになりました」と表現した。
 銭函小学校5年・秋田谷翔太郎君もアジサイをテーマに俳句を詠み、作品「雨やんでさらに輝くアジサイの花」で受賞。
 同小学校5年の坂井優友君の作品「夏の夜星の電球光ってる」は、「夏休みにキャンプに出かけ、星空を見てすごく綺麗で、都会で見る星とは違い電球のようだった」と話した。
 朝里小学校4年の岩渕蒼泉さんの作品「空にちる花火のしずくパラパラと」は、朝里川の花火を観て詠み、潮見台小学校6年の牧田優衣さんの作品「秋風がふいてゆれてる遠くの木」は、教室の窓から遠くの木が揺れているのを見て俳句を詠んだと言う。
 炎天寺オフィシャルHP