フォトrフォー写真展 新鮮なテーマで120点


 写真を通じて集まった小樽市内在住の男女4名の「フォトrフォー写真展」が、12月13日(水)から17日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。
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 小樽写真研究会に所属する渡邊眞一郎さんは、5年前に都通り商店街の写真を一緒に撮影する人を募ったところ、同会の宮崎裕幸さん・初心者の安房啓子さんと菊池順子さんが集まり、それから活動を続けている。
 毎月、撮影会を兼ねて例会を実施。撮影場所は市内が中心で遠くても忍路まで。年に1度、ちょこっとカフェ(桜町)や、道新オアシス等で作品展を開き、美術館では初開催となる。
 メンバー全員が、歴史的建造物の金融資料館・旧日本郵船小樽支店・JJカフェ等で、お互いを撮り合ったポートレートを中心に展示し、それぞれが得意とする見せたい写真を額装した5・6点と合わせて約120点展示。
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 お互いを撮り合ったポートレートは、メンバーに見せる気取らない表情や、カメラを意識した顔など、会場にメンバーの顔が散りばめられている。これまでにないテーマが新鮮で面白い。
 渡邊さんは、「遠くへ行かなくても、自宅から半径500m以内で被写体は沢山ある。撮影したものをみんなで見て意見を述べ合い、セレクトして仕上げ、作品にして展示する。人に見せることで成長する。アマチュアもみんな同じ立場で、自分が気付かないことを指摘され刺激になる。写真展では、4人が仲良く楽しい雰囲気が伝わればと思う」と話し、船見坂の枯れ木越しに駅構内を撮影した作品や、硝子越しの向こうなど、ユニークな感性で撮影を楽しんでいる。
 会期中は、4名のうち誰かが在廊し、説明等に対応している。
 フォトrフォー写真展 12月13日(水)〜17日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー 入場無料