高文連優秀賞作品 明峰演劇部公演


 小樽明峰高校(最上1・佐藤誠一校長)演劇部(石澤隆一顧問)は、今年10月に岩内で開催された高文連後志支部演劇発表会で、部員の実話を基に生徒と顧問が創作した「放課後の教室」が優秀賞を受賞。
meihou1.jpg 劇団うみねことミニネコクラブの協力を得て、11月23日(木・祝)14:00から、小樽市観光物産プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで、新たにシーンを増やし改良したものを上演。OBら25名が演劇を鑑賞し、大きな拍手が贈られた。
 明峰の演劇部と言えば、学校シリーズが定番だったが、2年間ほど前から違うテーマで演じられてきた。石澤顧問の復活させたいとの声をきっかけに、学校シリーズを再演。
 ストーリー作りのために、部員全員がそれぞれの想いを書きまとめ、生徒と顧問が創作した「放課後の教室」が完成した。
 教室に入れず苦しむ生徒・人と関わるのが苦手な生徒・勉強が苦手なやんちゃな生徒・入院して授業を休んでいた優等生を、部員がそれぞれ自分に近い役を演じた。
meihou2.jpg 主人公役で部長の近藤夏美さん(2年)は、「実体験を基に辛いことも書き入れ、気持ちを全面に出した。自分の役を演じることに苦戦し不安になった。部員と力を合わせここまで来れて良かった」と振り返った。
 OBの水島大希君(19)は、「練習では大丈夫かなと思ったが、しっかり出来ていた。それぞれの個性を活かした役だと思った。全道に行っても良かった出来栄えだ。長い台詞も言えていたし底力もついた。観ていて、また演劇をやりたくなった」と話した。
 石澤顧問は、「生徒が体験していることの劇を作りたいと思い、学校シリーズを復活させたいと話した。自分を見つめ直す機会となった。生徒が一生懸命に頑張る姿が、何よりも嬉しかった」と満足していた。
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