全国障害者スポーツ大会出場!市長へ報告会


 10月28日(土)から30日(月)に愛媛県で開催された「第17回全国障害者スポーツ大会・愛顔(えがお)つなぐえひめ大会」に、小樽から水泳・卓球・フライングディスク・ボウリングの4種目に6名の選手が出場した。
 11月20日(月)14:30から、市長に成績の報告が行われ、水泳競技出場の田邉薫さん(43)と樋口正さん(42)・卓球競技出場の福永泰弘さん(56)・フライングディスク競技出場の眞鍋フサ子さん(42)の4名が、所属する引率者と共に北海道の揃いのジャージ姿で出席。メダルを持参した選手もいた。
syogaisports1.jpg 森井秀明市長は、「鍛錬を積まれているからこそ出場でき、日頃の成果を発揮した。次回の大会に向けても頑張ってもらいたい」と激励した。
 小樽たんぽぽ(村上テル子指導員)に所属し、ハンディキャップを抱えながらも全国大会へは3回目となる田邉さんと樋口さんは、高島プールで毎週土曜日練習を重ねていた。田邉さんは、小学2年生の時から村上氏の指導を受けている。今回は、25m自由形で15秒02で金メダル、大会新記録の好成績を収め、25m背泳ぎでも17秒91で金メダルに輝いた。
 樋口さんも、25mバタフライで15秒19で金メダル。25m自由形で13秒85で銀メダルを獲得し、首に2個のメダルをさげて出席し、大会では接戦だったことを報告した。
 村上指導員は、「全国大会ではパラリンピックを目指す多くの選手の中で、良く頑張った」と栄誉を称えた。
 社会福祉法人北海道宏栄社に所属する福永さんは、卓球で金メダルに輝き、5月にクラブチームの小樽フライデーに入部。月曜と木曜の練習の成果があったと振り返った。大会の経験を積めたのが良かったと勝因を分析した。
syogaisports2.jpg 宏栄社指導員は、「毎日昼休みに練習している。福永さんは強いので、卓球の練習相手になってあげられない」と話した。
 社会福祉法人札幌緑花会ワークステーションシーウインドの眞鍋さんは、悪天候の中7位の成績を収めた。
 フライングディスクは、コントロールを競うアキュラシー競技と、飛距離を競うディスタンス競技があり、眞鍋さんは、アキュラシー競技が得意。「緊張して思い通りの成績を出せなかったが、良い経験になったのでは」と引率者は話す。
 全国障害者スポーツ大会は、1965(昭和40)年からの全国身体障害者スポーツ大会と、1992(平成4)年からの全国知的障害者スポーツ大会を統合し、2001(平成13)年から国民体育大会終了後に、同時開催地で開かれるようになった。
 障害のある人々の社会参加の推進と、国民へ障害のある人々に対する理解を深めることを目的としている。来年度は、福井県での開催を予定している。
 愛顔つなぐえひめ大会