"暴走市長"と"迷走副市長"に辞職勧告!市議会に10日提出


 小樽市議会の自由民主党小樽市議会議員会(濱本進会長)、公明党小樽市議会議員団(斉藤陽一良団長)と無所属(安斎哲也)の3会派は、2015(平成27)年の森井秀明市長就任以来、市長として求められる公共性・適格性に著しく欠ける行政運営が行われてきたことに、堪忍袋の緒を切らし、第3回定例会最終日の10月10日(火)に、森井市長・上林猛副市長の2人に辞職勧告決議案を提出することを発表した。
 同決議案(別掲)では、「森井市長の行政運営姿勢が極めて不適切で、条例違反があり、行政の長として完全に失格であり、その責任は極めて重大である。」
 「法律、条例を無視するような『遵法精神の欠如』と言わざるを得ない態度は、政治家としての最低の資格さえない。」
 「『議会と真摯に向き合う』という自身の言動から大きく乖離した議会対応は、到底許しがたく、市政のリーダーとしての資格は微塵も存在しない」等々の厳しい弾劾文が並んでいる。
 「これまでこうした市長の姿勢に対して、『問責決議』を2回、答弁の修正や反省、謝罪を求める決議及び動議を13回可決したが、市長の姿勢は改まることなく、逆にさらに暴走、迷走を加速させている。」
 「森井市長の言う『しがらみのない市政』 即ち後援会関係者以外との人間関係や調整もない独裁的な市政の下では、市政に対する市民の信頼回復と健全な市政運営及び議会との信頼関係を築くのは、もはや不可能と判断するものである。よって、森井市長には速やかに職を辞することを勧告する」としている。
 しかし、この辞職勧告決議が採択されても 辞職勧告決議自体に法的拘束力はなく、市長が辞職に応じない場合、市議会側がさらに法的拘束力がある『不信任決議』を提出するかが問われることになる。
 風雲急を告げる国政に、さらに小樽の市政も忙しさを増すことになり、連休明けの市議会の動向が大きな注目を集めることになろう。
 森井秀明市長及び上林猛副市長に対する辞職勧告決議案
 不信任決議