石を愛でる!「愛石展」銘石55点展示


aisekiten1.jpg 小樽愛石会(會澤雄一会長)の年に1度の展示会「愛石展」が、10月4日(水)から8日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階研修室で開かれ、今年で41回目を迎えた。
 同会の20~80歳代・25名の会員が、ほとんど道内の川で発掘した銘石ばかりを55点展示している。同会は、年2回、探石(採集)に出かけ、山の中を川伝いに歩き、銘石を探し求めている。
 今年も芦別や糠平に出かけ、形の良い石を見つけて持ち帰り、新しい会員に指導したり、会員同士で石にまつわる会話を楽しむ。
 酒井廣悦さんは、自慢の石を5点出展。アイヌが酒と石を交換したと言い伝えられ、北海道で一番人気がある看板的な銘石「幸太郎」を出展。展示されたものは、3年前に日高の糠平川で見つけ、同会での展示は2回目となる。
aisekiten2.jpg 赤やオレンジ・白が混ざり合った色合いの、70㎏もある大きな石で、同展示会の案内にも掲載された酒井さん自慢の石だ。幸太郎石は、びらとり温泉の岩風呂に使われていたり、愛石家にはたまらない。
 會澤会長は、石に不思議と梅の木と花が見える芦別川産の「梅花石」と、北見紋別産の「流紋石」の2点を出展。「形の良い石や有名な石に出会った時の喜びがすごい。石を見ているうちに、石の良さが分かってくる」と魅力を語った。
 石は、より石を引き立たせるために手作りされた木製の台の上に乗せて展示。他にも、馬のひづめの形に見える馬蹄石、二宮金次郎に見える石など、珍しい石が見られる。
 「それぞれが持っている珍しい石がある。興味がある人も無い人も、この機会に石を見ててもらえればと思う」とPRした。
 愛石展 10月4日(水)~8日(日)10:00~17:00(最終日15:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階研修室 入場無料
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