北海道の名付け親・松浦武四郎展 小樽図書館 (2017/09/30)

takeshirou1.jpg 北海道立図書館北方資料室移動展「北海道の名付け親・松浦武四郎と小樽」が、9月30日(土)から10月29日(日)まで、市立小樽図書館(花園5)2階ギャラリーと郷土資料室で開催されている。

 道立図書館と小樽図書館所蔵の武四郎が蝦夷を調査した貴重な原資料や関連書籍、企画展のためのパネル等約120点を展示。武四郎と北海道、小樽のつながりを紹介している。

 また、かつて「蝦夷地」と呼ばれていたが、1869(明治2)年8月15日に、「北海道」と命名。武四郎が考えた6つの候補のひとつ「北加伊道」を元に命名され、名付け親となった。

 北海道と命名してから、2018(平成30)年で150年を迎え、武四郎生誕200年でもあり、広くPRしている。

takeshirou2.jpg 江戸時代終わりから明治時代にかけて活躍した探険家・松浦武四郎は、1818(文化15)年2月6日に伊勢国一志軍須川村(現三重県松坂市小野江町)で生まれ、1845(弘化2)年28歳で初めて蝦夷地に渡り、1858(安政5)年まで、13年かけて6回訪れた。最初の3回は探検家で、後半は幕府の役人として探査し、アイヌと交流するなど幅広い分野について、150巻の報告書を残した。

 「西蝦夷日誌」には、1846(弘化3)年小樽沖で航行中に見た現象について、遠方の船や島などの対象物が大きくなり、景色が刻一刻と変わり驚かされた様子を図入りで詳しく記されている。

 このことから、石狩湾で見られる武四郎が見た現象(蜃気楼)は、今日「高島おばけ」と、蜃気楼愛好家達に注目されている。

 「石狩日誌」には、手宮・高島は、兵庫や神戸の両港に匹敵するような港町になるだろうと記されるなど、武四郎には先見の目があった。

takeshirou3.jpg アイヌ民族の日常を描く唯一のマンガや北海道地図、カラーで描かれた貴重な資料についても紹介されている。

 小樽での展示前に開催の道立図書館北方資料室の「北海道の名付け親・松浦武四郎と道民の日」については、道立図書館HPの北方資料デジタルライブラリーから見ることができる。

 同館担当の嶋田実のりさんは、「資料を通じて、今後、北海道をどう作っていくかを考える、きっかけになればと思う。150年の節目でもあり、幅広い年代の方に、特に今後の北海道を担う若い子ども達に、小樽に来た武四郎のことを知ってもらいたい」と話した。

 北海道立図書館北方資料室移動展「北海道の名付け親・松浦武四郎と小樽」
 9月30日(日)~10月29日(日)火~金曜日9:30~19:00・土日曜日9:30~17:00
 市立小樽図書館(花園2)2階ギャラリーと郷土資料室
 休館日:10月27日(金)と月曜日

 企画展関連事業講演会「武四郎の見た小樽海岸と蜃気楼」10月29日(日)11:00~12:00
 市立小樽図書館(花園2)2階視聴覚室
 講師:小樽市総合博物館・大鐘卓哉主幹
 定員50名、入場無料

 申込みは、9月30日(日)から電話(0134-34-0733)または直接カウンターへ。

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