裕次郎さんの愛車ロールスロイス 博物館で展示 (2017/09/29)


 小樽市総合博物館(手宮1・石川直章館長)は、8月31日(木)で閉館した石原裕次郎記念館に展示していた裕次郎さん(1934~1987年)の愛車のひとつ、ロールスロイス社のSilver Shadow(銀の影)の寄贈を受け、保存に適応したボックスがこのほど完成し、9月30日(土)から来館者に公開を開始。冬期間屋外は閉鎖するため、今年度は11月5日(日)までとなる。

 一般公開に先立ち、9月29日(金)15:30から報道関係に公開された。同館本館屋外の自動車展示室を改装し、硝子張りの個別展示ケース(横幅4.4m・奥行7.2m・高さ2.9m・床上げ20cm)を、約850万円かけて設置した。

 車内の革張りのシートの劣化を防ぐため、UVカットの硝子を使用。空調設備(エアコン・加湿器)を設置して、ケース内の湿度を40~55%に管理している。ケース内は立入禁止で硝子越しの見学だが、撮影は可能だ。
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 同車両は、1977(昭和52)年製で、最高速度190km/h・V型8気筒エンジンを搭載。排気量6,750cc・全長5,270mm・全幅1,820mm・全高1,520mm・重量2,160kg。1992(平成4)年3月で車検が切れている。

 モノコック・ボディ(ボディ全体に強度を持たせフレームの無い構造)を採用。本革シートや木目調パネルを施し、広々とした車内は、気品ある作りになっている。前席と後部席を仕切るガラスがあるタイプで、後部席からもラジオ・テープ・空調操作が可能。タイヤのひび割れを防ぐため、支柱4つで車体を持ち上げて展示している。

 車に詳しい同館職員の伊藤公裕氏によると、「乗っていた形跡もあり使用感が感じられ、保存状態は良い」と話す。

 自動車展示館内には、ロールスロイスの展示にあわせ、出演映画「太陽の季節」等のワンシーンの写真8枚を展示。ケース内には、裕次郎さん全身のパネルとポスター2枚も展示して、小樽ゆかりの昭和の大スター裕次郎さんの記念館が、小樽に存在した事実を伝える証となる。

yujiro2.jpg 同車を保存していくための設備整備の一部300万円を、ふるさと納税事業の一環として、インターネットで寄附を募るクラウドファンディングを、8月25日~11月22日に実施。

 直接、持参する人も含めると、9月29日(金)16:00時点で、205件の支援があり、2,730,291円が集まった。10,000円以上の寄附で、先着300名に名曲を収めたミュージックボックスをプレゼント。

 併せて、小樽観光ポストカードや同館無料入館証(2年間有効)、同館に寄贈者の銘板を掲示する。5,000円以上の寄附で、同ポストカードと同館無料入館証(2年間有効)を返礼品としている。

 石川館長は、「頂いた経緯は、俳優・石原裕次郎を検証するためではなく、小樽が観光地となる重要なインパクトを持っていた石原裕次郎記念館が、小樽にあったことを形として残したいと、その施設を代表する資料としてロールスロイスを頂いた。今後、これを30年、50年間と保管し、昔このようなものを展示する施設があり、そこから観光地化が始まったんだと分かるようにしたい。もちろん公開も大事ではあるが、館としては、これをちゃんと保存できる施設ができたことが重要」と話す。

 ロールスロイスの展示 9月30日(土)~11月5日(日)9:30~17:00
 小樽市総合博物館(手宮1)屋外・自動車展示館
 火曜日休館(祝日の場合は翌日)・4月末のGWから再開
 問合せ 0134-33-2523

 裕次郎さんの愛車を遺すための支援について

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