石原裕次郎記念館26年の歴史に幕!ファン3,000人が惜別 (2017/08/31)


 俳優石原裕次郎が少年時代を過ごし、第二の故郷と愛した小樽にあった「石原裕次郎記念館」が、8月31日(木)をもって、26年の歴史に幕を下ろした。全国各地から閉館を惜しむファンが約3,000人が訪れ、最後を見届けた。

 同館は、1991(平成3)年7月22日にグランドオープンし、初年度入場者数は126万人。オープン後の10年間で1,200万人、2001(平成13)年からの10年間は700万人、2011(平成23)年~2017(平成29)年は120万人と、ファンの高齢化が原因で来場者が減少。館内の老朽化もあり閉館を決めた。

yujirokan1.jpg 閉館を惜しむファンが全国各地から訪れ、今年5月から8月にかけて、150~200%増の来場者で賑わい、最終日は朝から約3,000人が集まった。

 全国各地から閉館に合わせた「石原裕次郎伝説の旅 fin in 小樽」と題してツアーが組まれ、大型バス8台に分かれて来場。根強い地元ファンや後志管内のゆるきゃら7体が駆けつけ、4日間振る舞い酒を実施した。

 14:00から館内メモリアルホールで、株式会社石原プロモーション代表取締役会長石原まき子夫人、石原プロ所属の舘ひろしさん・神田正輝さん3名による記者会見が開かれ、Web・テレビ・ラジオ・新聞社から大勢の記者が集まった。

 まき子会長は、「8月31日に終わることとなり辛い。石原裕次郎が大好きな小樽の海の側の記念館で、26年間皆さんにお目にかかれたことは、裕次郎もとても喜んでいると思う。皆さんの心の中にはいつまでも残させていただき、記念館で世界を紹介させていただいた。とても皆さんに喜んでいただき、私も、悲しく・辛く・苦しいけれど、今日はなるべく笑顔でご挨拶をしようと思っている。ありがとうございます」と声を詰まらせた。
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 舘さんは、「沢山の方がいらして下さり、感謝している。しんみり、ここを閉めたくないと思っていたので」と述べ、神田さんは、「明るく陽気な方で自由でタフが裕次郎さんの真骨頂。我々が元気でこの時を迎えられたことは喜びで、まきこ夫人も長きに渡り頑張ってきた。ありがとうございました」と感謝した。

 まきこ会長は、「裕次郎記念館は閉めますが、皆さんの要望が沢山あり、私達ができる範囲で、裕次郎の世界を移動記念館で扱って参りたい。高齢で足を運べなかった方達のなるべくお側で開けたらと計画している。来年の7月に東京のデパートで開くことを予定している。内容、企画を練っていく」と新たな企画を述べた。

 質疑応答では、

 Q:小樽にまつわる裕次郎さんとの思い出は?

 A:まき子さん「結婚する前、今から約60年ほど前に、小樽を見せたいと、裕次郎さんとお友達ご夫婦とお忍びで、小樽へ来た。小樽に一番強烈な印象があり、記念館は小樽に建て、皆さんに見てもらいたい考えがあった」と話した。

 Q:閉館が決まった時の思いは?

 A:まき子さん「裕次郎が使っていた物を移すこととなり、子どもの頃の思い出があり、ゆうさんの強い思いがあった。小樽へ着くとただいまと言え、遺品が展示され、我が家のような感じがした」と話す。

 Q:展示物の中で思い出のものは?

 A:舘さんは、「ナンバープレートに裕次郎と書かれたキャデラックは、ハワイで裕次郎さんの運転手をした時の車で懐かしい」と話し、神田さんはロールスロイスの窓に顔を挟まれた思い出を語った。

 渡哲也さんからは、まきこさんの体をいたわり、元気なうちに記念館を閉めることを勧めていたという。

 館内の展示室は、1階は石原裕次郎の足跡を映像を通じて紹介。2階は愛用品やゆかりの品々を展示し、オリジナルグッズ等の販売をしている。またマリーナに面した120席のティーラウンジ「ハレ・コンテッサ」がある。

yujirokan2.jpg 市内在住の本間正一さんは、「26年前に両親が裕次郎館に来たことを、今の自分の同じ年齢だったと思い出した。絵を描くことや知らない面がいっぱいあり、体育も得意だったから体当たり演技ができたと思った。"絵画についてうまい解説を言う人がいるけれど、絵は本質なんだ。だから、無名の人でも、本質に迫りくるものは良いわけだ..."の言葉に心打たれた。今日は来て良かった」と話した。

 2泊3日のツアーで参加し静岡県伊豆市から訪れた梅原宏史さん夫婦は、6度も足を運んでいる熱烈な裕次郎ファン。昨日から、舘さんと神田さんのトークショーに参加し、今日は、運良く舘さんの近くで写真撮影。18:00からのさよならイベントに参加して札幌に宿泊して明日帰る予定。

 梅原さんは、「裕次郎さんの映画を観て育ち、嵐を呼ぶ男が好き。閉館は引き際だ。西部警察の撮影で伊豆に来た時に、ヨットパーカーの背中にサインをしてもらい、今でも宝物にしている」と思い出を語った。

 展示物のロールスロイスは小樽市総合博物館へ、裕次郎さんオリジナルマンホールは小樽市水道局、裕次郎さんに関する本は市立小樽図書館、ヨットは小樽マリーナへ寄贈する。

 他の遺品は東京へ持ち帰り、遺品の運搬は9月から実施。記念館の建物は貰い手がなければ解体するとのこと。

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