全道推薦作品24点決定!高文連美術展


highschoolart1.jpg 平成29(2017)年度北海道高等学校文化連盟後志支部美術専門部第52回後志支部高等学校美術展・研究大会(双葉高校佐々木淳一校長・大会委員長)が、8月22日(火)~24日(木)に、市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開かれ、最終日に全道推薦作品等が決定し、参加生徒同士が選んだベストテンも併せて発表した。
 後志管内10校から、水彩・油彩・アクリル・イラスト・切り絵・金工・塑像・鉛筆・ペンなどの86点が出展。
 その中から、審査会によって選抜された全道推薦作品となる平面作品22点・立体作品2点・佳作27点が発表されたhighschoolart2.jpg。佳作は、作品ではなく作者が全道大会に参加する権利が得られ、学ぶチャンスが与えられた。
 小樽潮陵高校3年・髙橋柚帆さんの金魚をバックに友達を描いた油彩「憂い」が、全道推薦作品に選ばれ、生徒が選んだベストテンにも入った。
 「家で金魚を飼っていてひれや形が好きで、1年生の時に金魚をモチーフにした作品を出展した。今回はリベンジの思いで、金魚を描いた。絵に不安な気持ちが出てしまい暗い部分もあったが、大きな金魚を描いて自信をアピールした。今後、デザイン系の学校へ進み、この経験を活かして頑張りたい」と喜びをかみしめていた。
 同校3年生6名全員が、全道推薦作品に選ばれ、喜びを分かち合った。
highschoolart3.jpg 最終日は、参加した各校の美術担当教諭から、作品についての合同批評会が開かれた。作品と作者を前に、良い点や改善点などをアドバイスした。
 小樽潮陵高校1年・小島有世さんは、食卓に並んだご飯やおかずを描いた「いざ、ご飯!」を油彩で発表。美術教諭から、「生活感が伝わり、現代の日本を表す良い作品。より美味しいように見せるために、テーブルの色に工夫して」とアドバイスがあった。
 小島さんは、「見る人に美味しそうと思わせたいと描いた。味噌汁は褒められたけど、机の色と手が同化していると言われた。先輩や他校の作品もレベルが高く、来年に向けて頑張りたい」と話した。
 顧問が選んだ1点や全体講評、表彰式が行われ、3日間の同美術展・研究会は幕を閉じた。高文連全道美術展・研究大会は、10月5日(木)・6日(金)に旭川市で開かれる。
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