6,000基の灯篭に祈り!おぼん万灯会



 小樽の盆を締めくくる「おぼん万灯会」が、8月19日(土)16:30から20:30まで、運河公園(色内3)で開かれた。
 市内66ヶ寺が加盟する小樽佛教会(林勝信会長)が主催。今年で18回目を迎え、宗派問わず、市内外から大勢の人が訪れ、6,000基の灯篭に故人を偲び、祈りを捧げた。
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 会場では、揃いのポロシャツを着た小樽典礼株式会社30名・小樽佛教鑽仰会15名・・小樽佛教会50名ガールズスカウト15名が協力した。
 灯篭は、事前に各寺院や小樽典礼株式会社で1基500円(当日600円)で販売し、公園内で灯りを点しずらりと並べられた。
 会場中央の噴水池には、蓮華灯200基を放流し故人を供養。夕暮れとともに幻想的な光景に包まれ、参加者はその様子を静かに見守った。
obonmantoue2.jpg 噴水を囲むように飲食やゲームなど10軒の露店が並んだ。17:00からクロさんのパフォーマンス、17:40からパントマイム・トイシアター、18:20から小樽太鼓衆・鼓響の打演があり、訪れた人々を楽しませた。
 18:50からは、約30名の僧侶によるおぼん万灯会大法要が行われ、その後、5つの宗派(浄土宗・浄土真宗・曹洞宗・日蓮宗・真言宗)ごとに読経を行い、アナウンスで檀家が入れ替わり共に手を合わせた。会場には経が響き1時間ほど続いた。
 市内50代の女性は、友達と法要に訪れ、「父と母と主人、お世話になった病院の先生のために法要に来ました。今年で3年目になります」と話していた。
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